2016年7月18日月曜日

黄昏の世界遺産 9

パルミュラの夕陽 Sunset on Palmyra


ユーラシア大陸を東西に貫くシルクロード、かつては貿易の拠点として栄華を極めたのがパルミュラ。
街の別名はタドモル Tadmor、聖書に記載があるのはこちらです。
歴史と共に砂漠に埋もれた古代都市。

街並みはギリシャやローマの文化を取り入れた石造りの建築と、ペルシャなど東洋の文化を取り入れた様式で築かれました。
東西両文明の影響を物語るつくりになっています。

現存する遺跡のひとつ、パルミュラの神々が奉られていたベル神殿は、かつて金箔やレリーフなどで綺麗に飾られていたそうです。
ローマ皇帝ハドリアヌスをたたえた記念門から街の中心部を1200mに渡って真っ直ぐに伸びる道もあり、両側に建ち並んでいた列柱はおよそ750本にものぼりました。
ローマ様式の大劇場は、2000人以上の客席が設けられています。

音楽は全編にわたり表示してあるとおり、Ben Tissot 氏(Bensound.com)の「Slow Motion」という曲です。

この世界遺産の詳細を記しておきますね。



パルミラの遺跡《シリア》
Site of Palmyra《Syria》

http://whc.unesco.org/sites/23.htm

登録種別:文化遺産
登録基準:(i) 人類の創造的天才の傑作を表現するもの;(ii) ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、町並み計画、景観デザインの発展に監視、人類の価値の重要な交流を示すもの;(iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または、景観の顕著な例
登録年:1980・2013【危険遺産】

パルミラの遺跡は、ダマスカスの北東200km、シリア砂漠の中央にある。パルミラは、西方と東方の結節点として、そして、シルクロードの中継地としての隊商都市としても、なかでも、ローマ時代の1~3世紀には、交易路の要所として栄えた。パルミラという名前は、ナツメ椰子を意味するパルマに由来する。起源は聖書にもある程古いが、パルミラのゼノビア女王がローマ帝国から独立を謀ったことによりローマ軍に破壊され廃墟となった。アラブの城塞、凱旋門、広場、列柱道路、コリント様式の列柱廊があるベール神殿、葬祭殿、元老院、墓地などが往時の繁栄を偲ばせる。2013年の第37回世界遺産委員会プノンペン会議で、国家の内戦状況が直面する危険への注意を喚起するために、「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録された。
     ──『世界遺産事典 1007全物件プロフィール 2015改訂版』(シンクタンクせとうち総合研究機構)


「パルミラ」「パルミュラ」どちらの表記も見られ、音の響きが好みなので「パルミュラ」を選びました。

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