2016年7月24日日曜日

絶景なる世界遺産 2

The Great Scenery for the Future [Cappadocia]
未来へ残す壮大な景観 [カッパドキア]


標高1000mを超えるアナトリア高原中央部(トルコ)、ここに奇妙な形の岩が広がる不思議な絶景があります。
イスタンブールから東に700km、15の町や村が集まるカッパドキアです。

奇岩は固い溶岩の乗った凝灰岩(ぎょうかいがん)が柱のように侵食されて出来上がったものです。
「妖精の煙突」と呼ばれる奇岩、鳥の形をしている奇岩、「薔薇の谷」と呼ばれる奇岩地帯、これらの奇岩群の中に無数の穴が開いたものがあります。
人が住んでいた跡です。
紀元前およそ4000年頃から、凝灰岩をくり抜き、住居としていました。
現在でもたくさんの人が住んでいます。
カッパドキアには住居だけでなく、キリスト教の洞窟聖堂や修道院もあります。
その数はおよそ400以上あるといわれています。

自然がつくり出した驚きの絶景が広がるカッパドキア、DOVA-SYNDROME さん(http://dova-s.jp/)の音楽が旅情をかきたてるくれることでしょう。


この世界遺産の詳細を見てみましょう。



ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群《トルコ》
Goreme National Park and the Rock Sites of Cappadocia《Turkey》

http://whc.unesco.org/sites/357.htm

登録種別:複合遺産
登録基準:(i) 人類の創造的天才の傑作を表現するもの;(iii) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または、少なくとも稀な証拠となるもの;(v) 特に、回復困難な変化の影響下で損傷されやすい状態にある場合における、ある文化(または、複数の文化)或は、環境と人間との相互作用を代表する伝統的集落、または、土地利用の顕著な例;(vii) もっともすばらしい自然的現象、または、ひときわすぐれた自然美をもつ地域、及び、美的な重要性を含むもの
登録年:1985

ギョレメ国立公園は、トルコの中部、ネヴシェヒール地方にあるアナトリア高原にある。カッパドキアの岩窟群は、エルジェス山やハサン・ダウ山の噴火によって、業界席が風化と侵食を繰り返して出来上がったもので、キノコ状、或は、タケノコ状の奇岩怪石が林立する。この他に、4世紀前後にローマ帝国の迫害から逃れたキリスト教徒が、横穴式に掘り抜いて約360の岩窟修道院や教会などをつくった。なかでも、ギョレメ峡谷一帯のギョレメ国立公園は、周辺の自然を損なうことなく人間の手の入った世界でも珍しい地域で、どの岩窟教会、トカル・キリッセ、エルマル・キリッセ、バルバラ・キリッセなどの聖堂が集まっており、内部には彩色鮮やかなビザンチン様式のフレスコ画が残っている。また、カッパドキアには、オオカミ、アカギツネなどの動物、100種を超える植物など、貴重な動植物が生息している。
     ──『世界遺産事典 1007全物件プロフィール 2015改訂版』(シンクタンクせとうち総合研究機構)

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