2016年7月28日木曜日

絶景なる世界遺産 6

The Great Scenery for the Future [The Great Wall of China]
未来へ残す壮大な景観 [万里の長城]


万里の長城、秦の始皇帝の時代からおよそ2000年に渡り築かれました。
中国の歴史とともにつくりあげられた絶景がそこにあります。

首都北京から北西およそ70kmにある万里の長城の中で最も有名な八達嶺、高さ8m、幅6mの城壁が築かれています。

中国東部、渤海(ぼっかい)に突き出た長城の東端、老龍頭(ろうりゅうとう)。
16世紀、明王朝の時代に築かれました。
老龍頭とは長城を龍にたとえ、その頭に当たる場所という意味です。

山海関、万里の長城の東端から最初の関所です。

長城の中でも最も険しい場所に築かれた司馬台、標高およそ1000m、断崖絶壁の上につくられています。

長城に沿って西に進むと砂漠へと景色が変わります。
老龍頭からおよそ3500km、嘉峪関(かよくかん)、万里の長城の一番西の関所です。
その嘉峪関からおよそ7km、万里の長城の西の果てです。

歴史を語る最大の建造物のBGMはDOVA-SYNDROME さん (http://dova-s.jp/)の音楽です。

では、この世界遺産の詳細を見ることにしましょうか。



万里の長城《中国》
The Great Wall《China》

http://whc.unesco.org/en/list/438

登録種別:文化遺産
登録基準:(i) 人類の創造的天才の傑作を表現するもの;(ii) ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、町並み計画、景観デザインの発展に監視、人類の価値の重要な交流を示すもの;(iii) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または、少なくとも稀な証拠となるもの;(iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または、景観の顕著な例;(vi) 顕著な普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または明白に関連するもの
登録年:1987

万里(ワンリー)の長城(チャンチョン)は、紀元前7世紀に楚の国が「方城」を築造することから始まって、明代(1368~1644)に至るまで、外敵や異民族の侵入を防御する為に、2000年以上にわたって築き続けた城壁。北方の遊牧民族の侵入を防ぐ為の防衛線としたのが秦の始皇帝(紀元前259~210年)。東は、渤海湾に臨む山海関から、西は、嘉峪関までの総延長は約8851.8km(約1万7700華里)。城壁の要所には、居庸関、黄崖関などの関所、見張り台やのろし代が置かれている。万里の長城は、現在の行政区分では、河北省、北京市、山西省、陝西省、内モンゴル自治区、寧夏回族自治区、甘粛省など17の省、自治区にまたがる。なかでも、北京市郊外の八達嶺や慕田峪からの眺望は、山の起伏に沿って上下し延々と続き雄大そのもの。このほか、金山嶺、司馬台、古北口などからの景色もすばらしい。世界的に有名な万里の長城は、その有給の歴史とスケールの大きさから中国文明の象徴そのものともいえる。月から肉眼で見える地球で唯一最大の建造物とされる。万里の長城は通称で、一般的には「長城」と呼ばれている。万里の長城の総延長は、これまで、約6350km(1万2700華里)とされてきたが、中国国家文物局と中国国家測量局が共同で、2006年から2年がかりでGPS(全地球測位システム)など最新の技術を駆使して測量した結果、約2500km長い8851.8kmであることが判明し総延長距離を確定した。
     ──『世界遺産事典 1007全物件プロフィール 2015改訂版』(シンクタンクせとうち総合研究機構)

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