2016年7月22日金曜日

絶景なる世界遺産 1

The Great Scenery for the Future [Cape of Good Hope]
未来へ残す壮大な景観 [喜望峰]

南アフリカ西ケープ州、ケープ半島の突端に喜望峰があります。
荒々しい海がつくり出すロマンあふれる雄大な絶景です。

喜望峰のあるケープタウン、アフリカ大陸南西端喜望峰は大航海時代の幕開けを告げた場所の一つです。
1488年、ポルトガルの航海家バルトロメウ・ディアスが「嵐の岬」と命名しました。
ポルトガルの王ジョアン2世(完全王)は彼の偉業をたたえ、「喜望峰 Cape of Good Hope (Cabo da Boa Esperança)」と名前を改めました。
(アフリカーンス語ではKaap de Goede Hoop。)
その後ヴァスコ・ダ・ガマがこの岬を経由してインドへとぬける航路を発見しました。
かつて船乗りたちに恐れられていたインド洋と大西洋がぶつかる流れの激しい海です。
世界一周をしたフランシス・ドレークが「もっとも美しい岬」と讃えたといわれる喜望峰。

しかし海に生きる動物たちにとっては海流が豊富なえさを運ぶ楽園となっています。
カツオドリは夏になると集団をつくり、繁殖と子育てをここの海岸で行います。

美しい景観に恵まれているばかりか、多数の貴重な生態系をもち、それらの動植物を保護する保護区も含め、多くの観光客が訪れる地として知られています。

音楽はDOVA-SYNDROME さん (http://dova-s.jp/)。
もうかなりの数の動画で使わせていただいてますね。

この世界遺産の詳細は以下のとおりです。
喜望峰だけではなく、周辺一帯の登録となっています。



ケープ・フローラル地方の保護地域《南アフリカ》
Cape Floral Region Protected Areas《South Africa》

http://whc.unesco.org/en/list/1007

登録種別:自然遺産
登録基準:(iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または、景観の顕著な例;(x) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの〔科学上、または、保全上の観点から、すぐれて普遍的価値をもつ絶滅の恐れのある主が存在するものを含む〕
登録年:2004

ケープ・フローラル地方の保護地域は、南アフリカの南西、ケープ州のケープ半島国立公園、シーダーバーグ原生地域など8か所の保護地区からなり、総面積は5530平方kmにも及ぶ。ケープ・フローラル地方の保護地域には、アフリカの植物相の20%が見られ、世界で最も植物が豊富な地域にも数えられ、フィンボスと言われる特有のブッシュ植生が発達している。ケープにおける植物の数や多様さ、更に、固有種は、世界でも有数で、地球上に18か所ある生物多様性のホットスポットの一つに数えられている。ケープ植物区系とは、植物地理学的に地球をヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ合衆国、カリフォルニア、ケープ地域、南西オーストラリアの6つに区切った植物区系の一つで、ケープ地域のみで単独の植物区系と見なされるほど植生は際立っている。
     ──『世界遺産事典 1007全物件プロフィール 2015改訂版』(シンクタンクせとうち総合研究機構)

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