南太平洋に浮かぶ孤島、そこに残る謎の石像モアイ像がたたずむ、チリ、イースター島。
南米チリの沖合いからおよそ3800kmにあるイースター島。
現地の言葉でラパ・ヌイ「大きな島」と呼ばれています。
テピトオテヘヌア Te PIto o te Henua(世界のへそ)とも呼ばるそうです。
この島には800体を越える巨大な石像モアイがあります。
モアイは、島に住んだ人々が部族の先祖を祭ったもので、「アフ」と呼ばれる祭壇の上に立てられています。
島の東部にある、ラノ・ララク火山です。
モアイは山をそのまま削りだしてつくられました。
モアイ像は現在でも多くの謎に包まれています。
神秘のヴェールに包まれたモアイ像を照らす夕陽、DOVA-SYNDROME (http://dova-s.jp/)さんの音楽でお届けします。
この世界遺産の詳細を見てみましょう。
ラパ・ヌイ国立公園《チリ》
Rapa Nui National Park《Chile》
http://whc.unesco.org/sites/715.htm
登録種別:文化遺産
登録基準:
(i) 人類の創造的天才の傑作を表現するもの;(iii) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または、少なくとも稀な証拠となるもの;(v) 特に、回復困難な変化の影響下で損傷されやすい状態にある場合における、ある文化(または、複数の文化)或は、環境と人間との相互作用を代表する伝統的集落、または、土地利用の顕著な例
登録年:1995
ラパ・ヌイ国立公園は、チリの首都サンチアゴから西へ3,760km、タヒチから東へ4,050kmの南太平洋上の火山島のイースター島(公式名:パスクア島)にあり、1935年に国立公園に指定された。ラパ・ヌイとは、現地語で「大きな島」という意味。入植は、4世紀頃と推定され、原住民はポリネシアのマルケサス島から移住したといわれている。その後、オランダ人の探検家によってこの島が発見されるまでの1300年間、この島は殆ど孤立状態にありながら、驚くべき複雑な文化を発展させた。不可思議な凝灰岩の巨石像モアイ、大きな石の祭壇アウ、鳥人の儀式村、墓や火葬場、住居跡、石で内壁を縁どった洞窟、洞窟の壁画や岩絵等、モアイが切り出された石切り場、武器や道具などは、ラパ・ヌイ文化の所産である。なかでも、海岸沿いに立つモアイの石像は有名。10~16世紀にかけて、各部族または血族の神化された先祖を村の守り神として、モアイと呼ぶ創造性豊かな石像を残した。しかし、16~17世紀に部族間で内戦が次々と起こり、敵である部族を守っていたモアイ倒し闘争(フリ・モアイ)によって多くが破壊された。現在島内に残るモアイは約1,000体とされているが、その大半はうつ伏せに倒れたまま放置され、岩塊と化している。イースター島は、孤立が故に造り得た謎と神秘に満ちたユニークな文化的背景を現在も残している。
──『世界遺産事典 1007全物件プロフィール 2015改訂版』(シンクタンクせとうち総合研究機構)
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