2016年7月17日日曜日

黄昏の世界遺産 8

モン・サン・ミシェルの夕陽 Sunset on Mont-Saint-Michel


広大な干潟の海に浮かぶカトリックの修道院、モン・サン・ミシェル。
その神秘的な景観から「海上のピラミッド」とうたわれます。
付近の海域は潮位の差が大きく、かつては満潮時には陸の孤島と化したようです。

夢に現われた天使のお告げできたといわれる、美しく祈りに満ちた「奇蹟の島」。
8世紀の着工からおよそ800年の歳月をかけて現在の姿になりました。
混在する建築様式の中でも、ゴシック様式の回廊は特に有名です。

巡礼者や観光客なども多く、名物のオムレツと羊のステーキを出す店もたくさんあります。

この神に捧げられた祈りの館のバックに流れるのはDOVA-SYNDROME さん (http://dova-s.jp/) のメロディーです。

この世界遺産の詳細を見てみましょう。


モン・サン・ミッシェルとその湾《フランス》
Mont-Saint-Michel and its Bay《France》

http://whc.unesco.org/sites/80.htm

登録種別:文化遺産
登録基準:(i) 人類の創造的天才の傑作を表現するもの;(iii) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または、少なくとも稀な証拠となるもの;(vi) 顕著な普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または明白に関連するもの
登録年:1979・2007

モン・サン・ミッシェルは、フランス北西部、ノルマンディー半島のつけ根、モン・サン・ミッシェル湾にある全周約900mの小島にある修道院。709年司教オヴェールの夢に聖ミカエルが現われ、大天使を奉る聖堂建築を命じた。その命に従い、建築が開始され、難工事の末、16世紀に完成した。14世紀には、英仏百年戦争の戦火の渦に巻き込まれ、修道院の周囲に城壁や塔を築いて要塞化されていった。ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス様式が併存。干潟に築かれた堤防で、陸と繋がる奇岩城。19世紀になって防波堤が築かれ、安全に島に渡れるようになった。現在は、ベネディクト派の修道院として使われており、今でも祈りをささげる修道士の姿が見られる。年間250万人もの人が訪れる観光地でもある。急激な陸地化により、かつての景観が失われたとして、2009年から岸との間の道路を取り壊し、新たな橋を架ける工事を行い、2014年7月に完成した。
     ──『世界遺産事典 1007全物件プロフィール 2015改訂版』(シンクタンクせとうち総合研究機構)

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