未来へ残す壮大な景観 [A. ガウディの建築物]
スペインが誇る天才建築家アントニ・ガウディが手がけた建築群が建ち並ぶ絶景があります。
バルセロナのシンボル、サグラダ・ファミリア贖罪(しょくざい)聖堂。
19世紀から20世紀にかけ、彼が手がけた建築は、そのうちのサグラダ・ファミリア教会を含めた7つが世界遺産に登録されています。
(グエル公園、グエル邸、カサ・ミラ、ヴィンセンス邸、パトリョ邸、コロニア・グエル教会の地下聖堂)
ガウディの建築は、曲線と細部の装飾を多用した生物的なものを得意とし、その独創的なデザインは多くの建築家や芸術家に影響を与えました。
「カサ・バトリョ」1906年にガウディが手がけた住宅、別名「骨の家」と呼ばれています。
バルセロナの街並みを一望できる高台にある「グエル公園」は、分譲住宅としてつくられたものの、買い手がつかず、その後公園として開放されました。
バルセロナ市民の憩いの場所して人気を集めています。
DOVA-SYNDROME さん (http://dova-s.jp/)の音楽にのせてお贈りする鬼才の芸術の数々。
類稀な感性にただただ脱帽です。
この世界遺産の詳細を記しておきますね。
アントニ・ガウディの作品群《スペイン》
Works of Antoni Gaudi《Spain》
(バルセロナのグエル公園、グエル邸、カサ・ミラ《スペイン》
Parque Guell, Palacio Guell and Casa Mila in Barcelona《Spain》
※1984年登録時の名称)
http://whc.unesco.org/sites/320.htm
登録種別:文化遺産
登録基準:(i) 人類の創造的天才の傑作を表現するもの;(ii) ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、町並み計画、景観デザインの発展に監視、人類の価値の重要な交流を示すもの;(iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または、景観の顕著な例
登録年:1984・2005
アントニ・ガウディの作品群は、スペインの東部、カタルーニャ自治州のバルセロナとサンタ・コロマ・デ・セルヴェロに分布し、スペインの孤高の建築家でカタルーニャ・モデルニスモの旗手アントニ・ガウディ(1852~1926年)の作品、グエル公園(1904~1916年)、グエル邸(1886~1890年)、ミラ邸(1906~1910年)などからなる。グエル公園は、もともと未来指向の住宅地として計画されたが、後に公園に転用された。デザインとレイアウトは、カラフルで美しい波うつようなセラミック・ベンチの広場や、「百本柱」の空間などガウディ独特の奇抜な彫刻などで飾られた夢とおとぎの不思議な世界。グエル邸は、建築材料として、鉄材とセラミックを多用した豪華な住宅。ミラ邸は、別名「ラ・ペドレラ(石切り場)」とも呼ばれ、大胆な曲線を多用した風変りなアブストラクト彫刻の集合住宅。鬼才ガウディによるこれらの作品群は、建築素材の持ち味を活かした独創的なデザインで芸術的。2005年、サグラダ・ファミリアのイエス降誕のファサードと地下聖堂(1884~1926年)、ヴィンセンス邸(1883~1885年)、パトリョ邸(1904~1906年)、サンタ・コロマ・デ・セルヴェロにあるコロニア・グエル教会の地下聖堂(1898~1905年)の4つの建造物群が新たに登録範囲に加えられ、登録遺産名も変更された。
──『世界遺産事典 1007全物件プロフィール 2015改訂版』(シンクタンクせとうち総合研究機構)
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