2017年1月1日日曜日

New Year celebration in Japan - 日本の新年の祝い




迎春 gēshun (to have a new year)
あけましておめでとうございます。akémashité omédétō gozaimas(u).
めでたき新年を迎え、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。We pray for your health and happiness sincerely on New Year.
旧年中は格別のご芳情にあずかり感謝に堪えません。We appreciate very much your kindness during the last year.
本年も相変わらずご交誼のほどひとえにお願い申し上げます。We do hope to have your friendship this year too.

"hatsu-hinode;" sunrise on New Year's day, "hatsu-mōde;" first visit to shrine of the year, "osechi;" the special dish for new year, "(o)toso;" spiced saké, "(o)zōni;" rice cake soup, "kadomatsu;" pine/bamboo decoration, "mochi-tsuki;" making rice cake, "jūnishi;" chinese zodiac, "shichi-fuku-jin;" seven lucky gods, "tako;" kite, "koma;" top, "hagoita;" battledore..., collected video of various lucky images of new year.  Send the link as new year greetings.
 初日の出、初詣、おせち料理、お屠蘇(とそ)、お雑煮、門松、餅花、餅つき、十二支、七福神、凧、独楽(こま)、羽子板といったお正月からイメージされる画像を集めた動画です。新年のご挨拶としてシェアしていただけるといいですね。

昨年は「cocolo supplie ココロさぷり」を立ち上げ、多くの方々に動画をご覧いただきました。
ありがとうございます。
今年は姉妹チャンネル、「wa-gocolo supplie 和ゴコロさぷり」を開始し、日本および日本文化についての動画を投稿していこうと思っています。
本家「cocolo supplie ココロさぷり」同様、よろしくお願いします。

記念すべき「wa-gocolo supplie 和ゴコロさぷり」第1作は新年の風物詩の画像を集めた動画に仕立てました。
初日の出、初詣、おせち料理、お屠蘇(とそ)、お雑煮、門松、餅花、餅つき、十二支、七福神、凧、独楽(こま)、羽子板などの縁起物です。
ぜひ新年のご挨拶として活用してください。

写真はフォトストックサイトのPhoto Libraryさん(https://www.photolibrary.jp/)のものと手持ちの素材集のものを組み合わせています。
音楽はHURTRECORDさん(http://www.hurtrecord.com/)。
<a href="http://www.hurtrecord.com/" target="blank"><img src="http://www.hurtrecord.com/img/bn/468-60b.gif" alt="著作権フリーBGM配布サイト HURT RECORD 応援バナー" title="ハートレコード" width="468" height="60"  border="0" ></a>
何度も使わせていただいているので、もうおなじみですね、きっと。

写真の点数が多いので、ちょっと長くなってしまいました。
小さいサイズのものを無理やり大きくして使っているので、画質が粗いかもしれません。

さて、お正月の縁起物、そのいくつかその由来を辿ってみたいと思います。
すべて『ブリタニカ国際大百科事典』からの引用です。
(おせち料理の各構成料理と鏡餅は、某スーパーのチラシに載っていたものです。)

初詣

正月に初めて社寺に参詣すること。江戸時代に恵方(えほう)参りと称して、その年の恵方(古くは正月の歳神(としがみ)の来臨する方向をいった。陰陽道が入ってのちは、その年の歳徳神(としとくじん)、恵方神がおり、たたり神のめぐってこない最もよい方向とされた)にある社寺に詣でる風習が盛んになったが、古くは1日の境を日没時としたため、大みそかの夕刻から一家の主人が氏神のやしろにこもったり、社前で火を焚いて夜明かししたりする年籠りが行われた。しかし、除夜の鐘を合図に新年を迎える考え方となってから、今日のような形となったものと思われる。

御節(おせち)料理

おせちは御節供(おせちく)の略で、御節料理は正月および五節供(季節ごとの食物を神に供えて、節日を祝う、公家以下庶民の儀式行事、1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕(しちせき)、9月9日の重陽(ちょうようの5回)に用いる料理を意味したが、現在では正月に用意するごちそうのことをいう。古くは、ごぼう、芋、人参、こんにゃく、大根、焼き豆腐、こぶ巻などの精進物を主とした煮しめであった。現在では、このほかに新年を祝う心を表わす祝い肴(こぶ巻、田作り、黒豆、数の子など)、口取り(会席料理で食膳の初めに皿盛りして吸い物と一緒に出す料理で、3~9品の奇数の盛り合わせ。日の出かまぼこ、きんとん、伊達巻など)、焼き物および酢の物などがある。味つけはやや濃い目で保存性に富み、彩りのよいものが多い。重詰にして供するのが一般的である。

・かまぼこ

紅と白は縁起の良い色。かまぼこの形が初日の出を表し、新しい門出を意味します。

・伊達巻(だてまき)

形が巻物(書物)に似ていることから、知識が増えるという縁起をかついでいます。

・栗きんとん

黄金色がお金にたとえられ、財産に恵まれ、金運が上昇するという意味があります。

・海老(えび)

腰が曲がるまで丈夫に長生き出来ますようにという願いがこめられています。

・酢だこ

8本の足が末広がりをあらわしているので縁起が良いといわれています。

・数の子

にしんの卵は数が多いことから、子宝に恵まれるという意味があります。

・黒まめ

まめ(まじめ)に働き、まめ(健康)に暮らせるように願います。

・田作り

豊作を願い、田んぼに小魚をまいたことから五穀豊穣を意味します。

・昆布巻

昆布は「よろこぶ」の語呂合わせ。結び昆布には、良い縁が結ばれますようにとの願いが込められています。

・なます

縁起の良い紅白の色には平和に暮らせるようにとの願いが込められています。

鏡餅

古来、金属製の鏡の形を連想して名づけられた丸く平たい餅。各地の祭礼の折にもつくるが、一般には正月用の飾り餅をいう。正月には歳神の霊威にふれて各自の霊を更新するため、家族ひとりひとりの霊をかたどった身祝いの餅を並べておくものであったが、これと、歳神への供物であった蓬莱(お手かけともいう)とが合体し、三方(食品や盃などを載せる儀式的な台)に2重か3重の餅を飾り、だいだい、伊勢えび、昆布、干し柿、かちぐり、しいの実、裏白などを添え、床の間などに供えるようになった。
丸い餅は、神様が宿るといわれる鏡に似ていることから鏡餅とよばれ、丸い形は家庭円満、重ねた姿は1年をめでたく重ねるといわれています。

屠蘇

正月の祝儀に用いる酒の一種。味醂を台として、山椒、肉桂、桔梗、大黄など漢薬を加えたもの。中国から伝わったもので、平安時代初期には正月の薬酒として広く用いられた。中国では蘇と呼ばれた鬼を屠(ほふ)るということを意味しており、日本では健康を祝うための祝儀用として使われている。

雑煮

餅に数種の野菜、鶏肉、魚介類、魚肉練製品、豆製品などを加えて煮た汁物。正月三ヵ日に食べて新年を祝う。古くは室町時代にもつくられたが、一般的に行事食となったのは江戸時代からである。地方により汁や加える副材料に特色があり、汁は大別して濃尾平野を境にして関西地方の味噌汁と中部・関東地方以北の澄まし汁に分けられる。たとえば東京付近では焼いた切り餅に鶏やかもの肉、えび、かまぼこ、青野菜、ゆずなどを加え、こんぶとかつお節で出汁をとり、澄まし仕立てとする。京阪地方では、大根、人参、八頭などの野菜や焼き豆腐などを入れ、丸餅を焼かないで湯煮して加え白味噌仕立てとする。

門松

正月に歳神を家々に迎える依代(よりしろ・祭りにあたって神霊が依りつくもの、また神霊が意志を伝えるため人間界に現れるときに依りつくもの)として門口に立てる松飾り。古風な例では12月13日、普通は年末近くに山へ行き、松の木の芯の部分をとるが、どこの山からとってきてもよいとされていた。門松は1月4日、または7日頃まで立てておき、供物を供えたりしたのち、注連飾りなどとともに小正月(1月15日を中心とする一連の正月行事、その年の豊凶を占うものが多い)のドンドの火で焼く。以前は椿、榊、樒(しきみ)、椎、杉などを立てる例もあったが、松をめでたい木と考えるようになってから松に固定し、また同じ理由から竹を添える地方も多くなった。また門口に立てず、拝み松などといって床の間や神棚だけに飾る地方もある。小正月を重んじている地方では、門松との重複を避けて、小正月には若木を立てる。若木は一般に落葉樹のことが多い。また先祖が松で目を突いたとか、戦いに負けて年末にこの地に落ちのび、門松を立てる暇がなかったなどの由来をもって門松を立てない家もある。門松は松の芯をとることから、森林保護のために廃止運動が盛んになっているが、大都市の近郊農村では、門松用の小松を別に栽培しているのが実情である。

十干十二支(じっかんじゅうにし)

干支(えと)ともいう。中国の上古に始る暦法上の用語。十干は、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸で、何を基準にしたかは明らかでないが、もと一旬(10日)を表わす。十二支は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥。すでに殷代に、干支の組み合わせで暦日を表わしていた。紀元前4世紀頃、十干が五行(木、火、土、金、水)に配当され、紀元前2世紀頃、十二支が鼠、牛、虎、兎、竜、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪に配当され、これが伝えられて、日本では甲子を「きのえね(木鼠)」、乙丑を「きのとうし(木牛)」、丙寅を「ひのえとら(火虎)」のように呼ぶ。漢代、紀元前2世紀頃、干支の組合せが、年、月の順を表わすのに用いられ、十二支の時刻、方角などを表わすのに用いられるようになった。また、この頃から、占星術、五行説、その他の俗信と結びついて、迷信が盛んに行われるようになった。

七福神

福徳をもたらす神として信仰されている7人の神。地域住民の日常生活のなかで伝統的に形成された宗教現象である民間信仰。インド、中国、日本に伝わる信仰対象を組合せて竹林の七賢などにならって室町時代に「七」に整えられ、福の神としたもの。えびす(恵比須〈日本〉)、布袋、福禄寿、寿老人(以上中国)、大黒天、毘沙門天、弁財天(以上インド)の7神。

風力を利用して空高く揚げる遊び道具の一種。細く削った竹、木を骨として、菱形、長方形、やっこ形などに組み、これに紙または布を張り糸をつけたもので、字凧と絵凧とがある。ヨーロッパでは紀元前4世紀頃にギリシアで、中国では紀元前3世紀の漢代に初めて揚げられたと伝えられる。初めは気象観測や軍事利用などの目的をもっていたらしいが、のちには遊び道具となった。世界各国に多くの種類がみられる。日本には平安時代末期に中国から伝わり紙老鴟(しろうし)、紙鳶(しえん)と呼ばれていたが、次第に一般化し江戸時代には正月の代表的な子供の遊び道具となった。名称も凧(関東)、イカ(関西)、ハタ(長崎)など地方によりいろいろに呼ばれた。しかし本来は単なる遊びではなく、地方によっては端午の節供などに行われる大凧揚げや凧合戦にみられるように、幸福祈願、魔よけ、年占(その年のよしあし、農・漁業の豊凶、年間各月の天候状況などを占うこと)などの意味をもっていた。

独楽

玩具の一つ。機能的には心棒を対称軸とする回転対象形をし、心棒を固定点としてそのまわりに回転する物体をいう。世界的に古くから分布しているが、日本では奈良時代以前に高麗(こま)から鳴りごまが伝えられたので、この名があるという。こまの原形は木の実、貝殻などと考えられるが、轆轤(ろくろ)細工の木のこま、貝(べい)に似せた鋳鉄のべいごま、竹でつくった鳴りごまなどの種類がある。心棒を指でひねるもの、胴に紐などを巻き、投げるようにして回転させるもの、中国大陸には多い鞭打ちによって回転させるもの、また輪鼓のようにヨーヨーまがいのものなどがある。日本では大人の手によって、曲ごま、からくりごまなどもよく発達し、寄席芸として現在にも伝えられている。

羽根つき

羽根を羽子板でつく正月の遊び。年占に由来すると思われる古い遊びであるが、羽根を蚊を食うとんぼに見立て、子供が蚊に刺されないまじないとしてつかせとする説(一条兼良『世諺問答』)もある。『看聞御記』に永正4(1507)年に追羽根が行われた記事があるところからみれば、初めはもっぱら追羽根が競技として行われたものらしく、1人でつき遊ぶ衝羽根が行われるようになったのは、のちのことらしい。

とはいえ、凧、独楽、羽根つきなどの遊びは、今ではすっかり見かけなくなりましたね。
都市部では、凧を揚げられたり羽根つきができたりするほど広い土地はないでしょうし、ただただ廻るのを眺めたり回転時間を競うだけの独楽は、プレイステーションやDSなどのゲームほどの魅力はなさそうですし。

時間に追われる現代社会では、年始もゆっくり休んでいらられないのか、コンビニはもとより、スーパーも元旦から営業してますからねぇ。
昔は少なくとも三ヵ日は街もひっそりとしていたものですが。

遊びも生活様式もどんどん変化していく──。
伝統的なものが失われるのはちょっと寂しいですね。



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