2016年8月1日月曜日

絶景なる世界遺産 10

The Great Scenery for the Future [Victoria Falls]
未来へ残す壮大な景観 [ビクトリア瀑布]


アフリカ南部を流れるザンベジ川中流、ザンビアとジンバブエの国境付近に流れ落ちるヴィクトリア瀑布。
(動画では「ビクトリア瀑布」と表記しています。
統一されておらず、すみません。)
南米のイグアス(アルゼンチン/ブラジル)、北米のナイアガラ(アメリカ/カナダ)と並び、世界三大瀑布の一つに数えられる絶景です。

滝の下流にある「悪魔の谷」は、かつてヴィクトリアの滝だったところが侵食されて谷ができました。
今でも徐々に上流へと侵食が続いています。

地形をも変えてしまう水の威力を、まざまざと見せつけられますね。
自然とは恩恵と被害が表裏一体だとつくづく思い知らされます。

この世界遺産の詳細を記しておきますね。



モシ・オア・トゥニャ/ヴィクトリア瀑布《ザンビア/ジンバブエ》
Mosi-oa-Tunya/Victoria Falls《Zambia/Zimbabwe》

http://whc.unesco.org/en/list/509

登録種別:自然遺産
登録基準:(vii) もっともすばらしい自然的現象、または、ひときわすぐれた自然美をもつ地域、及び、美的な重要性を含むもの;(viii) 地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの〔生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、或は重要な地形的、または、自然地理的特性などを含む〕
登録年:1989

モシ・オア・トゥニャ/ヴィクトリア瀑布は、ザンビアの南部州リヴィングストン地区とジンバブエの北マタペレランド州ワンゲ地区にあり、ナイアガラの滝、イグアスの滝と共に世界三大瀑布のひとつである。幅1700m、最大落差150mでザンビアとジンバブエ両国境を流れる南アフリカ一の大河ザンベジ川の中流に、轟音を響かせる水煙のパノラマを展開する。現地語のモシ・オア・トゥニャは、「雷鳴のような水煙」の意。その水量は、最大時毎分54万トンと膨大で、滝の水煙は30km先からも見えるといわれる。この滝を1855年11月16日に初めて探検した英人探検家デヴィット・リヴィングストン(1813~1873年)が名付け親で、母国英国のヴィクトリア女王(1837~1901年)の名前に由来する。滝から数キロメートル上流の動物公園では、キリン、バッファロー、シマウマ、テン、エランド、レイヨウなどが見られる。モシ・オア・トゥニャ/ヴィクトリア瀑布は、都市開発、観光客の増加、外来種などの脅威や危険への対応策など、ザンビアとジンバブエ両国による共同の保護管理計画の策定が求められている。
     ──『世界遺産事典 1007全物件プロフィール 2015改訂版』(シンクタンクせとうち総合研究機構)


流れ落ちる水の轟音の代わりに、DOVA-SYNDROME さん(http://dova-s.jp/)の音楽を合わせています。

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