通常、名言集の類は作者ごとにまとめることはあまりなく、その内容による分類が多いと思います。
ですが、ここでは哲学者の言葉を一人ずつ動画にしてみました。
哲学名言研究会・編著の『心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば』(笠倉出版社 2012年)から抜き出しています。
時代の新しい人から、回を重ねるたびに年代を遡るかたちの並びです。
音楽はHURTRECORDさん(http://www.hurtrecord.com/)。
もう何度も使わせていただいてます。
イメージとしては「宇宙」らしいのですが、なんとなく哲学的な響きだったので、この曲にしました。
背景の幾何学模様のグラフィックは、デザイン素材を扱う海外サイト、DEALJUMBO (www.dealjumbo.com/)からダウンロードしたもので、Cruzine Designさんの作です。
文字数が多いものが多く、写真だとほとんど隠れてしまいますし、ベタの一色では味気ない気がしたので。
では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。
プラトン Platon
紀元前428/427~紀元前348/347研究分野:修辞学、芸術、文学、認識論、倫理学、正義、徳、政治、教育、家族
主な概念:イデア
──『ブリタニカ国際大百科事典』
プラトン哲学 Platonism
プラトンの哲学、およびその伝統。2400年以上にわたって西洋哲学史に影響を及ぼした。本質的な構成契機は形而上学(認識論、存在論)と倫理学であり、しかもこの両者が密接に連関しているのが特徴である。この結合はきわめて主知主義的でありながら神秘的傾向も有し、一方では認識論的懐疑論を、他方では神学的傾向を生み出した。プラトン哲学の継承は、直接的にはアカデメイア(紀元前387年アテネの西郊外に開設された学校、哲学を中心に数学、音楽、天文学などが重視され、社会に有意の人材を送り出すことも意図された)においてなされたが、それはアカデメイアの枠をこえて次のように継承されていった。ローマのキケロ(紀元前106~紀元前43)やクインチリアヌスら、新プラトン派のプロチノス(205~270)、プロクロスら、アレクサンドリアのクレメンスやニッサのグレゴリウス、アウグスチヌス(354~430)らに代表される教父哲学、アルベルツス・マグヌス、エックハルト、ボナベントゥラらの中世スコラ哲学とフィレンツェを中心とするルネサンス時代の哲学、W.ウィッチコート、H.モーアらのケンブリッジのプラトニスト、そしてH.スペンサーや観念論哲学に受継がれた。──『ブリタニカ国際大百科事典』
肉体的欲望に優越する精神的愛を指す「プラトニック・ラブ」は、プラトンの性愛的段階での対象との合一を超克して、超越的価値との出会いを目的とする思想から生まれた言葉。
──『ブリタニカ国際大百科事典』
※今回のシリーズの動画に登場する人物名には該当の動画へのリンクを貼ってあります。
「心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば」シリーズ(全12本)すべてをまとめてご覧になりたい方はコチラからどうぞ。
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