2017年7月10日月曜日

百人一首 100 verses by 100 poets #085

※動画は後日投稿します。

085
千載・巻十二
Senzai(waka)-shu, vol.12
love
恋の歌とてよめる──俊恵法師
a verse of love
夜もすがら
もの思ふ頃は
明けやらで
閨のひまさへ
つれなかりけり
よもすがら
ものおもうころは
あけやらで
ねやのひまさえ
つれなかりけり
Yomosugara
Mono omou koro wa
Ake yarade
Neya no hima sae
Tsurena kari keri.
一晩中、つれない人を思って嘆いているこのごろは、夜もなかなか明けてくれず、光のささない寝屋の隙間までが冷たく思えることだ
All through the never-ending night
I lie awake and think;
In vain I look to try and see
The daybreak’s feeble blink
Peep through the shutter’s chink.
真夜中の闇さえも冷淡に感じられる
作者が女性の立場に立って詠んだ恋歌である。もの思いにふける夜は、朝までの時間がことさら長く感じられ、朝の光の差し込んでこない寝屋の隙間さえもつれなく感じられるという。この「隙間がつれない」というのは作者独自の表現。
俊恵は自坊の歌林苑で道因《歌082》、藤原清輔《歌084》、讃岐《歌092》らと度々歌合を催した。この歌もその際の一首である。
This priest was the son of the author of verse No. 74. He describes in this poem a sleepless night, when he looks in vain to catch the first glimpse of daybreak through the joints of the sliding screens, that form the walls of a Japanese house.
[But in the picture, as will be noticed, one of the sliding screens is removed, in order to show the priest within.]
俊恵法師 しゅんえほうし THE PRIEST SHUN-YE
通称は大夫公(1113生まれ)。源俊頼(みなもとのとしより)《歌074》の子で東大寺の僧。
歌人として知られ、自宅を「歌林苑(かりんえん)」と呼び、歌会をひらいた。俊成《歌083》、清輔《歌084》、実定などと親交があり、鴨長明の歌の師である。中古36歌仙の一人で、著書に『歌苑抄』『歌撰合』などがあり、家集に『林葉和歌集』がある。勅撰歌は『詞花集』などに84首ある。

千載和歌集(せんざいわかしゅう)

鎌倉前期、第7番目の勅撰和歌集。八代集のひとつ
1187年完成。20巻。歌数約1200首。後白河法皇の命で藤原俊成《歌083》が撰した。『金葉和歌集』『詞花和歌集』両集の新奇の風を否定し、古今的伝統への復帰を志し、清新な感覚に支えられた感傷的情緒性が目だつ。
  ──『日本史事典』

動画の見方、ブログの読み方などの説明をしましょう。
まず、朗詠音声はプロのもので、左大臣光永さん(http://ogura100.roudokus.com/)による朗詠です。
BGMとして使用させていただいた曲は、雅楽『平調 越天楽』というもので、クラシック名曲サウンドライブラリーさん(http://classical-sound.seesaa.net/)からダウンロードしました。
動画では多くの画像を組み合わせています。
以下の画像をご参照ください。
(クリックすると拡大画像がご覧いただけます。)
まず右上の画像を見てください。
これは動画中の和歌部分の画像です。
各記号の示すものは以下のとおりです。

A…作品番号 number of the verse
1…作者 poet
2…作者肖像画 portrait of the poet
『錦百人一首あつま織』勝川春章(1775年)"Nishiki Hyakunin-isshu Azuma Ori" by Shunsho Katsukawa (1775)/国立国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)(※#002除く except #002
3…作者肖像画 portrait of the poet
『今様百人一首吾妻錦』永楽屋東四郎(江戸時代後期?)"Imayo Hyakuninn-Isshu Azuma Nishiki" by Toshiro Erakuya (late Edo era?)
C…出典 origin
D…部立 category(左下画像参照 see the image of left down
それぞれの色は平安時代女房装束のかさねの色です。
四季はそれそれの着用時期に合わせたもの、恋・旅・他は通年での着用の色。
E…詞書 description
F…イメージ画像 image picture of the verse
基本的に明記されていないものはすべてPhoto Libraryさん(https://www.photolibrary.jp/)の写真です。
歌に詠まれた事象がメインですが、時刻、時期、場所などは歌の内容とは異なる場合がありますので、あくまで歌の世界を堪能する助けとして見てください。
当然ながら歌の詠まれた当時の写真ではありません。
なかには現代社会が映りこんでいるものもあります。
なお、恋の部立などの象徴的なものに関しては、独断でそれらしいものを選んでいます。
G…歌意イメージ画像 image picture of the meaning of the verse
英語の解説書にあった画像ですが、題名・作者など一切不明です。
18世紀の木版画とありますが、著者のWilliam N. Porter氏も作者はわからなかったようです。
(英語では画像について説明されている歌もありますが、日本語はありません。)
Sentences in [ ] describe about the picture.

右側の画像はブログの表に関してです。
この画像に用いている色は各部分を区別するためのもので、特に意味はありません。
黄色のアルファベットは動画のものと対応しています。
詳細は上記を参照願います。
緑のアルファベットはブログのみです。
H…歌 verse
これなくしては成り立たないので、当然動画にも入れています。
左:漢字かな表記(歴史的仮名遣い) LEFT: Kanji + Hiragana (old writing)
漢字を使っているもの、かなを使っているもの、漢字も異なるもの、かなりのヴァリエーションがありますが、個人的に見て美しいものを選んでいます。
中:ひらがな表記(現代仮名遣い) MIDDLE: Hiragana (modern writing)
右:ローマ字表記 RIGHT: rōmaji
I…歌意 meaning of the verse
日本語:『一冊でわかる百人一首』吉海直人・監修(成美堂出版)のものを採用しています。
English: from "A Hundred Verses from Old Japan: a translation of the hyaku-nin-isshu" by William N. Porter (TUTTLE PUBLISHING, 1979, first edition 1909 by The Clarendon Press, London)
J…解説 explanation of the verse
同上
same as above
K…作者について about the poet
Sorry.
No English.
Some have description by Mr. William N. Porter in J section.

余談ですが、動画の和歌部分上下の千代紙柄、背景の和紙素材はAC Worksさんの提供による素材を使っています。





2017年7月9日日曜日

百人一首 100 verses by 100 poets #084

※動画は後日投稿します。

084
新古今・巻十八
Shin-kokin(waka)-shu, vol.18
other
題不知──清輔朝臣
untitled
ながらへば
またこの頃や
しのばれむ
憂しと見し世ぞ
今は恋しき
ながらえば
またこのごろや
しのばれん
うしとみしよぞ
いまはこいしき
Nagaraeba
Mata konogoro ya
Shinobaremu
Ushi to mishi yo zo
Ima was koishiki.
もし生き長らえたら、またつらい今が懐かしく思い出されることだろう。つらいと思った昔が今では恋しく思われるのだから
Time was when I despised my youth,
As boyhood only can;
What would I give for boyhood now,
When finishing life’s span
An old decrepid man!
つらいことの多い世の中を嘆く
かつてつらかった時期が今となっては恋しく思えるように、今のこのつらさも時が経てばきっと懐かしいものとなる。未来にかすかな希望を託し、辛苦に耐える気持ちを歌った実感のこもる歌である。淡々と表現された心情は誰しもが共感できる普遍性を持っている。
作者は父顕輔(あきすけ)との確執、昇進の問題、『続詞花集』の頓挫など、生涯でいくつもの「うし(憂し)」を味わったという。
Kiyosuke was the son of the writer of verse No. 79, and lived in the latter part of the twelfth century.
藤原清輔朝臣 ふじわらのきよすけあそん THE MINISTER KIYOSUKE FUJIWARA
11041177。顕輔(あきすけ)の次男で、はじめ隆長といった。正四位下太皇太后宮大進(たいこうたいごうぐうのだいしん)であった。
六条家の歌学を受け継ぐ。俊成《歌083》とならび称される歌人で、二条院の崩御で勅撰集にならなかったが『続詞花集』を撰した。『袋草紙』、『奥義抄(おうぎしょう)』などの歌論書、『和歌雑談抄』『和歌初学抄』などの著書があり、家集に『清輔朝臣集』がある。『古今集』の写本である、いわゆる清輔本を記した。勅撰歌は『千載集』などに89首はいっている。

新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)

鎌倉前期、八代集最後の勅撰和歌集
略称『新古今集』。1205年完成。20巻。歌数約1980首。後鳥羽上皇《歌099》の命で藤原定家《歌097》・藤原家隆《歌098》・寂蓮《歌087》らが撰び、上皇の親撰。幽玄・妖艶・象徴的ないわゆる新古今調をつくり、万葉・古今とともに三大歌風をなす。本歌取り、体言止め、三句切れなどが特色。
  ──『日本史事典』

動画の見方、ブログの読み方などの説明をしましょう。
まず、朗詠音声はプロのもので、左大臣光永さん(http://ogura100.roudokus.com/)による朗詠です。
BGMとして使用させていただいた曲は、雅楽『平調 越天楽』というもので、クラシック名曲サウンドライブラリーさん(http://classical-sound.seesaa.net/)からダウンロードしました。
動画では多くの画像を組み合わせています。
以下の画像をご参照ください。
(クリックすると拡大画像がご覧いただけます。)
まず右上の画像を見てください。
これは動画中の和歌部分の画像です。
各記号の示すものは以下のとおりです。

A…作品番号 number of the verse
1…作者 poet
2…作者肖像画 portrait of the poet
『錦百人一首あつま織』勝川春章(1775年)"Nishiki Hyakunin-isshu Azuma Ori" by Shunsho Katsukawa (1775)/国立国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)(※#002除く except #002
3…作者肖像画 portrait of the poet
『今様百人一首吾妻錦』永楽屋東四郎(江戸時代後期?)"Imayo Hyakuninn-Isshu Azuma Nishiki" by Toshiro Erakuya (late Edo era?)
C…出典 origin
D…部立 category(左下画像参照 see the image of left down
それぞれの色は平安時代女房装束のかさねの色です。
四季はそれそれの着用時期に合わせたもの、恋・旅・他は通年での着用の色。
E…詞書 description
F…イメージ画像 image picture of the verse
基本的に明記されていないものはすべてPhoto Libraryさん(https://www.photolibrary.jp/)の写真です。
歌に詠まれた事象がメインですが、時刻、時期、場所などは歌の内容とは異なる場合がありますので、あくまで歌の世界を堪能する助けとして見てください。
当然ながら歌の詠まれた当時の写真ではありません。
なかには現代社会が映りこんでいるものもあります。
なお、恋の部立などの象徴的なものに関しては、独断でそれらしいものを選んでいます。
G…歌意イメージ画像 image picture of the meaning of the verse
英語の解説書にあった画像ですが、題名・作者など一切不明です。
18世紀の木版画とありますが、著者のWilliam N. Porter氏も作者はわからなかったようです。
(英語では画像について説明されている歌もありますが、日本語はありません。)
Sentences in [ ] describe about the picture.

右側の画像はブログの表に関してです。
この画像に用いている色は各部分を区別するためのもので、特に意味はありません。
黄色のアルファベットは動画のものと対応しています。
詳細は上記を参照願います。
緑のアルファベットはブログのみです。
H…歌 verse
これなくしては成り立たないので、当然動画にも入れています。
左:漢字かな表記(歴史的仮名遣い) LEFT: Kanji + Hiragana (old writing)
漢字を使っているもの、かなを使っているもの、漢字も異なるもの、かなりのヴァリエーションがありますが、個人的に見て美しいものを選んでいます。
中:ひらがな表記(現代仮名遣い) MIDDLE: Hiragana (modern writing)
右:ローマ字表記 RIGHT: rōmaji
I…歌意 meaning of the verse
日本語:『一冊でわかる百人一首』吉海直人・監修(成美堂出版)のものを採用しています。
English: from "A Hundred Verses from Old Japan: a translation of the hyaku-nin-isshu" by William N. Porter (TUTTLE PUBLISHING, 1979, first edition 1909 by The Clarendon Press, London)
J…解説 explanation of the verse
同上
same as above
K…作者について about the poet
Sorry.
No English.
Some have description by Mr. William N. Porter in J section.

余談ですが、動画の和歌部分上下の千代紙柄、背景の和紙素材はAC Worksさんの提供による素材を使っています。






2017年7月8日土曜日

百人一首 100 verses by 100 poets #083

※動画は後日投稿します。

083
千載・巻十七
Senzai(waka)-shu, vol.17
other
述懐百首の歌詠み侍ける時鹿の歌とてよめる──皇太后宮大夫俊成
a verse of deer, one of 100 verses expressing feeling.
世の中よ
道こそなけれ
思ひ入る
山の奥にも
鹿ぞ鳴くなる
よのなかよ
みちこそなけれ
おもいいる
やまのおくにも
しかぞなくなる
Yo no naka yo
Michi koso nakere
Omoi iru
Yama no oku ni mo
Shika zo naku naru.
世間から逃れる道はないものだなあ。思い詰めて分け入ったこの山の奥でも、悲しげに鹿が鳴いているようだ
From pain and sorrow all around
There’s no escape, I fear;
To mountain wilds should I retreat,
There also I should hear
The cry of hunted deer.
この俗世でいきていこうという覚悟
つらい世の中から逃れようと、山奥に分け入ったものの、そこでは物悲しく鳴く鹿の声が響き、このつらさから逃れるすべはどこにもないのだと実感して詠んだものである。
上二句で気持ちを言い切り、後にその思いに至った情景を情緒豊かに表現している。
晩年に人生を悟ったかのような印象を受ける歌だが、作者が20代のころの作である。このころはいよいよ戦乱が激しくなり、西行《歌086》をはじめとして、まわりの多くが仏の道に入った時期で、作者本人も出家を考えていたという。しかし、たとえ出家したとしても救われることはないと悟り、そのときのことを詠んだのがこの「世の中よ~」の歌だといわれている。
その意味では作者の人生の分岐点となった代表作といえるだろう。その後、91歳まで生きて大往生した俊成は、定家をはじめたくさんの歌人に歌の心を伝える和歌の大家となった。
Shunzei was a celebrated poet and nobleman in the reign of the Emperor Gotaba. He, however, gave up his position at Court and entered the church in the year 1176. He was the father of the writers of verses Nos. 94 and 97, and died in the year 1204, at the age of ninety-one.
皇太后宮大夫俊成 こうたいごうぐうのだいぶしゅんぜい SHUNZEI, A SHINTO OFFICIAL IN ATTENDANCE ON THE EMPRESS DOWAGER
藤原俊成(11141204)。権中納言俊忠(としただ)の三男で、はじめ顕広(あきひろ)といった。定家《歌097》は息子。承安2(1172)年皇太后(後白河院の皇后)大夫となり、62歳で出家した。法名は釈阿(しゃくあ)。
御子左家(みこひだりけ)の家学を継ぎ、西行と親交があり、「千載集」を撰した。伝統を重んじながら新風をとりいれた当代の代表的歌人で中古36歌仙の一人。歌学書『古来風体抄(こらいふうていしょう)』「正治奏状」があり、家集「長秋詠藻」がある。「詞花集」などに414首はいっている。

千載和歌集(せんざいわかしゅう)

鎌倉前期、第7番目の勅撰和歌集。八代集のひとつ
1187年完成。20巻。歌数約1200首。後白河法皇の命で藤原俊成《歌083》が撰した。『金葉和歌集』『詞花和歌集』両集の新奇の風を否定し、古今的伝統への復帰を志し、清新な感覚に支えられた感傷的情緒性が目だつ。
  ──『日本史事典』

動画の見方、ブログの読み方などの説明をしましょう。
まず、朗詠音声はプロのもので、左大臣光永さん(http://ogura100.roudokus.com/)による朗詠です。
BGMとして使用させていただいた曲は、雅楽『平調 越天楽』というもので、クラシック名曲サウンドライブラリーさん(http://classical-sound.seesaa.net/)からダウンロードしました。
動画では多くの画像を組み合わせています。
以下の画像をご参照ください。
(クリックすると拡大画像がご覧いただけます。)
まず右上の画像を見てください。
これは動画中の和歌部分の画像です。
各記号の示すものは以下のとおりです。

A…作品番号 number of the verse
1…作者 poet
2…作者肖像画 portrait of the poet
『錦百人一首あつま織』勝川春章(1775年)"Nishiki Hyakunin-isshu Azuma Ori" by Shunsho Katsukawa (1775)/国立国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)(※#002除く except #002
3…作者肖像画 portrait of the poet
『今様百人一首吾妻錦』永楽屋東四郎(江戸時代後期?)"Imayo Hyakuninn-Isshu Azuma Nishiki" by Toshiro Erakuya (late Edo era?)
C…出典 origin
D…部立 category(左下画像参照 see the image of left down
それぞれの色は平安時代女房装束のかさねの色です。
四季はそれそれの着用時期に合わせたもの、恋・旅・他は通年での着用の色。
E…詞書 description
F…イメージ画像 image picture of the verse
基本的に明記されていないものはすべてPhoto Libraryさん(https://www.photolibrary.jp/)の写真です。
歌に詠まれた事象がメインですが、時刻、時期、場所などは歌の内容とは異なる場合がありますので、あくまで歌の世界を堪能する助けとして見てください。
当然ながら歌の詠まれた当時の写真ではありません。
なかには現代社会が映りこんでいるものもあります。
なお、恋の部立などの象徴的なものに関しては、独断でそれらしいものを選んでいます。
G…歌意イメージ画像 image picture of the meaning of the verse
英語の解説書にあった画像ですが、題名・作者など一切不明です。
18世紀の木版画とありますが、著者のWilliam N. Porter氏も作者はわからなかったようです。
(英語では画像について説明されている歌もありますが、日本語はありません。)
Sentences in [ ] describe about the picture.

右側の画像はブログの表に関してです。
この画像に用いている色は各部分を区別するためのもので、特に意味はありません。
黄色のアルファベットは動画のものと対応しています。
詳細は上記を参照願います。
緑のアルファベットはブログのみです。
H…歌 verse
これなくしては成り立たないので、当然動画にも入れています。
左:漢字かな表記(歴史的仮名遣い) LEFT: Kanji + Hiragana (old writing)
漢字を使っているもの、かなを使っているもの、漢字も異なるもの、かなりのヴァリエーションがありますが、個人的に見て美しいものを選んでいます。
中:ひらがな表記(現代仮名遣い) MIDDLE: Hiragana (modern writing)
右:ローマ字表記 RIGHT: rōmaji
I…歌意 meaning of the verse
日本語:『一冊でわかる百人一首』吉海直人・監修(成美堂出版)のものを採用しています。
English: from "A Hundred Verses from Old Japan: a translation of the hyaku-nin-isshu" by William N. Porter (TUTTLE PUBLISHING, 1979, first edition 1909 by The Clarendon Press, London)
J…解説 explanation of the verse
同上
same as above
K…作者について about the poet
Sorry.
No English.
Some have description by Mr. William N. Porter in J section.

余談ですが、動画の和歌部分上下の千代紙柄、背景の和紙素材はAC Worksさんの提供による素材を使っています。





2017年7月7日金曜日

百人一首 100 verses by 100 poets #082

※動画は後日投稿します。

082
千載・巻十三
Senzai(waka)-shu, vol.13
love
題知らず──道因法師
untitled
思ひ侘び
さても命は
あるものを
憂きに堪へぬは
涙なりけり
おもいわび
さてもいのちは
あるものを
うきにたえぬは
なみだなりけり
Omoi-wabi
Satemo inochi wa
Aru mono wo
Uki ni taenu wa
Namida nari keri.
つれない人を慕い悩んで、それでも命だけはつないでいるのに、そのつらさに耐えきれないで涙ばかりがあふれることだ
How sad and gloomy is the world,
This world of sin and woe!
Ah! while I drift along Life’s stream,
Tossed helpless to and fro,
My tears will ever flow.
耐えきれず流れ落ちる涙
恋のつらさに耐え忍んでいる体と、耐えきれずこぼれ落ちる涙に感情をコントロールすることのできない深い思いを悟っている。
作者は、よい歌が詠めるようにと、毎月住吉神社に徒歩で参拝したり、90歳を越えてなお歌会に出席し、講師の近くにわけよって遠い耳をそばだてていたというほど、和歌に執心した、逸話の残る人物である。
The Priest Doin was a member of the Fujiwara family. The date of this verse is not known, but it was probably written in the twelfth century.
[The illustration shows the priest alone in his hut, lamenting over the sorrows of humanity.]
道因法師 どういんほうし THE PRIEST DOIN
俗名藤原敦頼(あつより)(生没年未詳。一説に10901179頃とある。)対馬守敦輔(あつすけ)の子で、崇徳天皇に仕え、従五位上右馬(うまのすけ)をつとめ、のち出家した。
嘉応2(1170)年の「住吉社歌合」、承安2(1172)「広田社歌合」などに出席している。歌林苑にも出入りがあったという。撰集「現存集」と家集「樗散集」があり、「万葉集」に訓点をつけるなど学才にもすぐれ、勅撰歌は「千載集」などに41首ある。

千載和歌集(せんざいわかしゅう)

鎌倉前期、第7番目の勅撰和歌集。八代集のひとつ
1187年完成。20巻。歌数約1200首。後白河法皇の命で藤原俊成《歌083》が撰した。『金葉和歌集』『詞花和歌集』両集の新奇の風を否定し、古今的伝統への復帰を志し、清新な感覚に支えられた感傷的情緒性が目だつ。
  ──『日本史事典』

動画の見方、ブログの読み方などの説明をしましょう。
まず、朗詠音声はプロのもので、左大臣光永さん(http://ogura100.roudokus.com/)による朗詠です。
BGMとして使用させていただいた曲は、雅楽『平調 越天楽』というもので、クラシック名曲サウンドライブラリーさん(http://classical-sound.seesaa.net/)からダウンロードしました。
動画では多くの画像を組み合わせています。
以下の画像をご参照ください。
(クリックすると拡大画像がご覧いただけます。)
まず右上の画像を見てください。
これは動画中の和歌部分の画像です。
各記号の示すものは以下のとおりです。

A…作品番号 number of the verse
1…作者 poet
2…作者肖像画 portrait of the poet
『錦百人一首あつま織』勝川春章(1775年)"Nishiki Hyakunin-isshu Azuma Ori" by Shunsho Katsukawa (1775)/国立国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)(※#002除く except #002
3…作者肖像画 portrait of the poet
『今様百人一首吾妻錦』永楽屋東四郎(江戸時代後期?)"Imayo Hyakuninn-Isshu Azuma Nishiki" by Toshiro Erakuya (late Edo era?)
C…出典 origin
D…部立 category(左下画像参照 see the image of left down
それぞれの色は平安時代女房装束のかさねの色です。
四季はそれそれの着用時期に合わせたもの、恋・旅・他は通年での着用の色。
E…詞書 description
F…イメージ画像 image picture of the verse
基本的に明記されていないものはすべてPhoto Libraryさん(https://www.photolibrary.jp/)の写真です。
歌に詠まれた事象がメインですが、時刻、時期、場所などは歌の内容とは異なる場合がありますので、あくまで歌の世界を堪能する助けとして見てください。
当然ながら歌の詠まれた当時の写真ではありません。
なかには現代社会が映りこんでいるものもあります。
なお、恋の部立などの象徴的なものに関しては、独断でそれらしいものを選んでいます。
G…歌意イメージ画像 image picture of the meaning of the verse
英語の解説書にあった画像ですが、題名・作者など一切不明です。
18世紀の木版画とありますが、著者のWilliam N. Porter氏も作者はわからなかったようです。
(英語では画像について説明されている歌もありますが、日本語はありません。)
Sentences in [ ] describe about the picture.

右側の画像はブログの表に関してです。
この画像に用いている色は各部分を区別するためのもので、特に意味はありません。
黄色のアルファベットは動画のものと対応しています。
詳細は上記を参照願います。
緑のアルファベットはブログのみです。
H…歌 verse
これなくしては成り立たないので、当然動画にも入れています。
左:漢字かな表記(歴史的仮名遣い) LEFT: Kanji + Hiragana (old writing)
漢字を使っているもの、かなを使っているもの、漢字も異なるもの、かなりのヴァリエーションがありますが、個人的に見て美しいものを選んでいます。
中:ひらがな表記(現代仮名遣い) MIDDLE: Hiragana (modern writing)
右:ローマ字表記 RIGHT: rōmaji
I…歌意 meaning of the verse
日本語:『一冊でわかる百人一首』吉海直人・監修(成美堂出版)のものを採用しています。
English: from "A Hundred Verses from Old Japan: a translation of the hyaku-nin-isshu" by William N. Porter (TUTTLE PUBLISHING, 1979, first edition 1909 by The Clarendon Press, London)
J…解説 explanation of the verse
同上
same as above
K…作者について about the poet
Sorry.
No English.
Some have description by Mr. William N. Porter in J section.

余談ですが、動画の和歌部分上下の千代紙柄、背景の和紙素材はAC Worksさんの提供による素材を使っています。





2017年7月6日木曜日

百人一首 100 verses by 100 poets #081

※動画は後日投稿します。

081
千載・巻三
Senzai(waka)-shu, vol.3
summer
曉ニ聞ク二郭公一といへる心をよみ侍ける──右大臣
waiting for the first voice of cuckoo at dawn.
郭公
鳴きつる方を
ながむれば
ただ有明の
月ぞ残れる
ほととぎす
なきつるかたを
ながむれば
ただありあけの
つきぞのこれる
Hototogisu
Nakitsuru kata wo
Nagamureba
Tada ariake no
Tsuki zo nokoreru.
ほととぎすが鳴いたと思って、そちらを眺めると、そこにはなにもなく、ただ有明の月だけが空に残っている
The cuckoo’s echo dies away,
And lo! the branch is bare;
I only see the morning moon,
Whose light is fading there
Before the daylight’s glare.
見えない姿に余韻を感じる
ほととぎすは古くから何度となく和歌に詠まれている題材である。夏を告げる鳥として、その最初の一声(初音)を聞くために、夜明けまで耳を澄まして待つほど、平安の人々に愛された鳥であった。
この歌は、その初音を聴いたと思った瞬間、ほととぎすの姿をとらえようと顔を上げたのだが、すでにその姿はなく、見えるのは有明の月だけであったというものである。一瞬の視点の動きと、後に残った静寂がしみじみとした余韻を残している。
有明の月もほととぎすとともに、よく詠まれる題材で、古くから歌語を使いつつも、視覚と聴覚の両方で一瞬の喜びを表現したところに清新さが感じられる。
作者は祖父の徳大寺左大臣実能(さねよし)と区別するために後徳大寺と呼ばれた。和歌、文学、管絃などに優れる多才な人物だったが、晩年はもっぱら政事の分野で手腕をふるったようだ。
The writer’s name was Sanesada Fujiwara, and he entered the priesthood in the year 1198. The cuckoo, according to Japanese tradition, cries through the night until its eyes become bloodshot. It is supposed to come from the Spirit-land across the mountains of Hades, about the end of the fifth month, to warn the farmer that it is time to sow his rice.
[In the illustration we see the morning moon setting behind the hills, and the cuckoo flying away.
後徳大寺左大臣 ごとくだいじのさだいじん THE MINISTER-OF-THE-LEFT OF THE TOKUDAI TEMPLE
藤原実定(ふじわらのさねさだ・11391191)。大炊御門(おおいのみかど)右大臣公能(きんよし)の子で母は権中納言俊忠(ごんのちゅうなごこんとしただ)の娘。定家《歌097》とは従兄弟。内大臣、右大臣を経て左大臣となり、53歳で出家した。
詩歌管絃にすぐれた。中古36歌仙の一人で、日記「庭槐集」、家集「林下集」がる。「千載集」などに73首はいっている。

千載和歌集(せんざいわかしゅう)
鎌倉前期、第7番目の勅撰和歌集。八代集のひとつ
1187年完成。20巻。歌数約1200首。後白河法皇の命で藤原俊成《歌083》が撰した。『金葉和歌集』『詞花和歌集』両集の新奇の風を否定し、古今的伝統への復帰を志し、清新な感覚に支えられた感傷的情緒性が目だつ。
  ──『日本史事典』

動画の見方、ブログの読み方などの説明をしましょう。
まず、朗詠音声はプロのもので、左大臣光永さん(http://ogura100.roudokus.com/)による朗詠です。
BGMとして使用させていただいた曲は、雅楽『平調 越天楽』というもので、クラシック名曲サウンドライブラリーさん(http://classical-sound.seesaa.net/)からダウンロードしました。
動画では多くの画像を組み合わせています。
以下の画像をご参照ください。
(クリックすると拡大画像がご覧いただけます。)
まず右上の画像を見てください。
これは動画中の和歌部分の画像です。
各記号の示すものは以下のとおりです。

A…作品番号 number of the verse
1…作者 poet
2…作者肖像画 portrait of the poet
『錦百人一首あつま織』勝川春章(1775年)"Nishiki Hyakunin-isshu Azuma Ori" by Shunsho Katsukawa (1775)/国立国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)(※#002除く except #002
3…作者肖像画 portrait of the poet
『今様百人一首吾妻錦』永楽屋東四郎(江戸時代後期?)"Imayo Hyakuninn-Isshu Azuma Nishiki" by Toshiro Erakuya (late Edo era?)
C…出典 origin
D…部立 category(左下画像参照 see the image of left down
それぞれの色は平安時代女房装束のかさねの色です。
四季はそれそれの着用時期に合わせたもの、恋・旅・他は通年での着用の色。
E…詞書 description
F…イメージ画像 image picture of the verse
基本的に明記されていないものはすべてPhoto Libraryさん(https://www.photolibrary.jp/)の写真です。
歌に詠まれた事象がメインですが、時刻、時期、場所などは歌の内容とは異なる場合がありますので、あくまで歌の世界を堪能する助けとして見てください。
当然ながら歌の詠まれた当時の写真ではありません。
なかには現代社会が映りこんでいるものもあります。
なお、恋の部立などの象徴的なものに関しては、独断でそれらしいものを選んでいます。
G…歌意イメージ画像 image picture of the meaning of the verse
英語の解説書にあった画像ですが、題名・作者など一切不明です。
18世紀の木版画とありますが、著者のWilliam N. Porter氏も作者はわからなかったようです。
(英語では画像について説明されている歌もありますが、日本語はありません。)
Sentences in [ ] describe about the picture.

右側の画像はブログの表に関してです。
この画像に用いている色は各部分を区別するためのもので、特に意味はありません。
黄色のアルファベットは動画のものと対応しています。
詳細は上記を参照願います。
緑のアルファベットはブログのみです。
H…歌 verse
これなくしては成り立たないので、当然動画にも入れています。
左:漢字かな表記(歴史的仮名遣い) LEFT: Kanji + Hiragana (old writing)
漢字を使っているもの、かなを使っているもの、漢字も異なるもの、かなりのヴァリエーションがありますが、個人的に見て美しいものを選んでいます。
中:ひらがな表記(現代仮名遣い) MIDDLE: Hiragana (modern writing)
右:ローマ字表記 RIGHT: rōmaji
I…歌意 meaning of the verse
日本語:『一冊でわかる百人一首』吉海直人・監修(成美堂出版)のものを採用しています。
English: from "A Hundred Verses from Old Japan: a translation of the hyaku-nin-isshu" by William N. Porter (TUTTLE PUBLISHING, 1979, first edition 1909 by The Clarendon Press, London)
J…解説 explanation of the verse
同上
same as above
K…作者について about the poet
Sorry.
No English.
Some have description by Mr. William N. Porter in J section.

余談ですが、動画の和歌部分上下の千代紙柄、背景の和紙素材はAC Worksさんの提供による素材を使っています。





2017年7月5日水曜日

百人一首 100 verses by 100 poets #080

※動画は後日投稿します。

080
千載・巻十三
Senzai(waka)-shu, vol.13
love
百首歌奉りける時恋の心を詠める──侍賢門院堀河
sensing love feeling when present 100 verses.
長からむ
心も知らず
黒髪の
みだれて今朝は
ものをこそ思へ
ながからむ
こころもしらず
くろかみの
みだれてけさは
ものをこそおもえ
Nagakaramu
Kokoro mo shirazu
Kuro kami no
Midarete kesa wa
Mono wo koso omoe.
末永く愛してくださるというあなたのお心も確かなものかわからず、お別れした今朝は、黒髪が寝乱れているように、私の心も乱れて、もの思いに沈んでいます
My doubt about his constancy
Is difficult to hear;
Tangled this morning are my thoughts,
As is my long black hair.
I wonder---Does he care?
乱れた髪とともに心はかき乱されたまま
《歌079》と同様に崇徳院《歌077》の『久安百首』の一首。男性からの後朝(きぬぎぬ)の歌への返歌である。
共寝をして別れた朝の乱れた黒髪に、自分の心の乱れを重ねて、恋の行く末を案じる、官能的で実感のこもる歌になっている。ともに過ごした後の幸福感よりも、不安の方が勝ってしまうのはこの時代の男女関係をよく表しているといえるだろう。
Lady Horikawa was the daughter of the First Adviser of State, Sane-kyo, who lived about the year 1142. In this verse she is anxiously pondering, how long her lover will continue to be true to her; and she discovers, that her ideas on the subject are as tangled and disordered as her hair is.
侍賢門院堀河 たいけんもんいんほりかわ LADY HORIKAWA, IN ATTENDANCE ON THE DOWAGER EMPRESS TAIKEN
生没年未詳。神祇伯源顕仲(じんぎのはくみなもとのあきなか)の娘で、はじめは前斉院令子内親王(さきのさいいんれいしないしんのう)に仕え、前斎院六条といい、のち鳥羽(とば)天皇の皇后待賢門院璋子に仕え、康治2(1143)年に侍賢門院出家にしたがって尼となった。堀河と呼ばれたのは、祖父の兄が堀川左大臣といわれていたからとされる。
西行と親交があり、中古36歌仙の一人で「侍賢門院堀河集」がある。「金葉集」などに65首はいっている。

千載和歌集(せんざいわかしゅう)
鎌倉前期、第7番目の勅撰和歌集。八代集のひとつ
1187年完成。20巻。歌数約1200首。後白河法皇の命で藤原俊成《歌083》が撰した。『金葉和歌集』『詞花和歌集』両集の新奇の風を否定し、古今的伝統への復帰を志し、清新な感覚に支えられた感傷的情緒性が目だつ。
  ──『日本史事典』


動画の見方、ブログの読み方などの説明をしましょう。
まず、朗詠音声はプロのもので、左大臣光永さん(http://ogura100.roudokus.com/)による朗詠です。
BGMとして使用させていただいた曲は、雅楽『平調 越天楽』というもので、クラシック名曲サウンドライブラリーさん(http://classical-sound.seesaa.net/)からダウンロードしました。
動画では多くの画像を組み合わせています。
以下の画像をご参照ください。
(クリックすると拡大画像がご覧いただけます。)
まず右上の画像を見てください。
これは動画中の和歌部分の画像です。
各記号の示すものは以下のとおりです。

A…作品番号 number of the verse
1…作者 poet
2…作者肖像画 portrait of the poet
『錦百人一首あつま織』勝川春章(1775年)"Nishiki Hyakunin-isshu Azuma Ori" by Shunsho Katsukawa (1775)/国立国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)(※#002除く except #002
3…作者肖像画 portrait of the poet
『今様百人一首吾妻錦』永楽屋東四郎(江戸時代後期?)"Imayo Hyakuninn-Isshu Azuma Nishiki" by Toshiro Erakuya (late Edo era?)
C…出典 origin
D…部立 category(左下画像参照 see the image of left down
それぞれの色は平安時代女房装束のかさねの色です。
四季はそれそれの着用時期に合わせたもの、恋・旅・他は通年での着用の色。
E…詞書 description
F…イメージ画像 image picture of the verse
基本的に明記されていないものはすべてPhoto Libraryさん(https://www.photolibrary.jp/)の写真です。
歌に詠まれた事象がメインですが、時刻、時期、場所などは歌の内容とは異なる場合がありますので、あくまで歌の世界を堪能する助けとして見てください。
当然ながら歌の詠まれた当時の写真ではありません。
なかには現代社会が映りこんでいるものもあります。
なお、恋の部立などの象徴的なものに関しては、独断でそれらしいものを選んでいます。
G…歌意イメージ画像 image picture of the meaning of the verse
英語の解説書にあった画像ですが、題名・作者など一切不明です。
18世紀の木版画とありますが、著者のWilliam N. Porter氏も作者はわからなかったようです。
(英語では画像について説明されている歌もありますが、日本語はありません。)
Sentences in [ ] describe about the picture.

右側の画像はブログの表に関してです。
この画像に用いている色は各部分を区別するためのもので、特に意味はありません。
黄色のアルファベットは動画のものと対応しています。
詳細は上記を参照願います。
緑のアルファベットはブログのみです。
H…歌 verse
これなくしては成り立たないので、当然動画にも入れています。
左:漢字かな表記(歴史的仮名遣い) LEFT: Kanji + Hiragana (old writing)
漢字を使っているもの、かなを使っているもの、漢字も異なるもの、かなりのヴァリエーションがありますが、個人的に見て美しいものを選んでいます。
中:ひらがな表記(現代仮名遣い) MIDDLE: Hiragana (modern writing)
右:ローマ字表記 RIGHT: rōmaji
I…歌意 meaning of the verse
日本語:『一冊でわかる百人一首』吉海直人・監修(成美堂出版)のものを採用しています。
English: from "A Hundred Verses from Old Japan: a translation of the hyaku-nin-isshu" by William N. Porter (TUTTLE PUBLISHING, 1979, first edition 1909 by The Clarendon Press, London)
J…解説 explanation of the verse
同上
same as above
K…作者について about the poet
Sorry.
No English.
Some have description by Mr. William N. Porter in J section.

余談ですが、動画の和歌部分上下の千代紙柄、背景の和紙素材はAC Worksさんの提供による素材を使っています。





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