2016年10月29日土曜日

Trick or Treat!



ハロウィンも日本にすっかり定着しましたね。
いつ頃からこんなにメジャーになったんでしょうか。

実は、今回の動画、タイトルこそ、『【癒し HEALING】happy halloween!! ハッピー・ハロウィン!』なんですが、正直、癒やしになっているか自信がないんですよね。
音楽があまり“癒し”を感じさせない気が……。
DOVA-SYNDROMEさん (http://dova-s.jp/) の曲で、ハロウィンにはピッタリなんですけどね。
でも、写真(AC WORKS.CO.,LTD.)は仮装っぽいのを集めてみました。
子供たちの姿がクスッと笑みを誘うかな、と思って──。
笑いは最高の癒やしですからね。

使用したイラストは写真同様AC WORKS.CO.,LTD.さんのものと、pixaroma (http://pixaroma.com)さんのもの。
後者は、デザイン素材を扱う海外サイト Dealjumbo (http://dealjumbo.com)さん経由でダウンロードしました。

音楽・写真・イラスト──、素敵な素材を提供してくださった皆さん、ありがとうございます。
まさか、こんなふうになるなんて思ってもみなかったんじゃないでしょうか。

でも、ハロウィンってどんなものかご存じですか?
クリスマスはキリストの誕生日ですが。
国をあげてのキリスト教国ではない日本では由来などは不明のまま、お祭り騒ぎに乗じている感がありますね。
この機会にちょっと博識になって、周りに自慢しちゃいましょう。以下は百科事典からの引用です。

ハロウィン Halloween

アングロ・サクソン(現在のイギリス国民の中心をなす民族で、北アメリカ、オーストラリアなど世界各地に進出している)系民族の祭日。10月31日すなわちキリスト教の万聖節(ばんせいせつ・キリスト教におけるすべての聖人を崇敬する祝日、諸聖人の祝日ともいう Festum omnium sanctorum; All saint's day)の前日をいう。古くはケルト人(古代ヨーロッパの中部と西部に住み、ローマ人がガリア人と呼んだ種族)の祝日で、ケルト暦の大みそかにあたり、この夜悪霊や魔術師たちが戸外を駆けめぐって次の年の予報を声高に叫び歩いたという。現在でもこれらの習慣が残っていて、仮面をかぶって広場で踊り、子供たちがかぼちゃをくりぬいたランプを捧げて行列を行う。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

「Trick or treat!」は“ごちそうくれなきゃ、イタズラするぞ!”とまぁ、一種の脅しなんですが、子供がするので大目に見てるんでしょうね(というか、一緒になって楽しんでる?)。
で、この子供は目一杯仮装して、一応、大人が付き添って、近所を回るらしいです。
脅された?近所の人たちは、お菓子や果物を子供たちにあげる、というのがハロウィンです。

ちなみに、上にある「かぼちゃをくりぬいたランプ」はジャック・オ・ランタンと呼ばれます。
カボチャ(日本の品種とは違いますが)などの中身をくりぬき、目・口・鼻などをあけた提灯で、中にロウソクを灯すそうです。
一度作ってみたいものです。
くりぬいたカボチャの中身はどうするんでしょうか。
カボチャ好きには気になってしょうがなかったりします。

アメリカに留学経験のある友人に聞いてみたのですが、「種は食べたけど、実は食べていない」とか「想像だけど、パイとかスープとかにするんじゃない?」といった返答でしたが、あまり積極的に食べるという印象はうけませんでした。
やっぱり現地に住む人に確認しないとダメですね。
わかったら追記します。

そういえば、映画『ハリー・ポッター』(確か1作目)でハロウィンの場面があって、驚いた記憶があります。
「イギリスが舞台なのに?」って。
ハロウィンはアメリカが主流で、他の地域(なんでも便乗する日本は除く)では知名度のないものだと認識していたので。
あの作品は魔法がテーマですから、ハロウィンに無関係とは言いがたいですけどね。
(ここでもカボチャ好きの血が騒ぐんです、「パンプキン・ジュース」を飲んでみたい!と。)





別の作品でも、ハロウィンが出てくるのがあります。
クリント・イーストウッド監督の『パーフェクト・ワールド』やスティーヴン・スピルバーグの『E.T.』。
どちらも名作ですね。
『パーフェクト・ワールド』は、同じキリスト教ながらハロウィンが禁止されている宗派の男の子が、羨ましそうに他の子供たちがtrick-or-treating (前述の“脅し”ながら近所を練り歩くこと)するのを眺めているシーンが印象的です。
『E.T.』では、仮装の騒ぎにまぎれてE.T.を連れ出し、故郷の星に返そうとする子供たちの姿が感動的です。
観たことがない人は、一度観てみてください。





2016年10月28日金曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 12.ソクラテス Socrates



通常、名言集の類は作者ごとにまとめることはあまりなく、その内容による分類が多いと思います。
ですが、ここでは哲学者の言葉を一人ずつ動画にしてみました。
哲学名言研究会・編著の『心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば』(笠倉出版社 2012年)から抜き出しています。
時代の新しい人から、回を重ねるたびに年代を遡るかたちの並びです。

音楽はHURTRECORDさん(http://www.hurtrecord.com/)。
著作権フリーBGM配布サイト HURT RECORD 応援バナー
もう何度も使わせていただいてます。
イメージとしては「宇宙」らしいのですが、なんとなく哲学的な響きだったので、この曲にしました。

背景の幾何学模様のグラフィックは、デザイン素材を扱う海外サイト、DEALJUMBO (www.dealjumbo.com/)からダウンロードしたもので、Cruzine Designさんの作です。
文字数が多いものが多く、写真だとほとんど隠れてしまいますし、ベタの一色では味気ない気がしたので。

では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

ソクラテス Socrates

紀元前470(498?)頃~紀元前399.04.27
研究分野:認識論、倫理学
主な概念:無知の知、アレテー、問答法(産婆術)

ギリシアの哲学者。彫刻家ソフロニスコスと助産師ファイナレテの子。前半生はほとんど不明であるが、後半生、特に晩年はプラトン(紀元前428/427~紀元前348/347)、クセノフォン(紀元前430頃~紀元前355頃)、アリストテレス(紀元前384~紀元前322)、アリストファネス(紀元前450頃~紀元前388頃)の著作から知られる。著作を残さなかったのでその学説は主としてプラトンの対話篇によるほかはなく、それ自体哲学史上の大きな問題となっている。ソクラテスは「汝自身を知れ」というデルフォイの神託をあらゆる哲学的思想の出発点におき、人間の自己とは身体ではなく霊魂であり、この霊魂をよい状態に保つことに人間としての幸福が在するとの立場から、善や他の諸価値をロゴスによって吟味することを試みた。その方法としては対話におけるエイロネイア(アイロニー)と産婆術が有名である。アリストテレスは学の基礎としての帰納法と概念的定義をソクラテスの二つの功績として認めている。70歳のときメレトスやアニュトス(生没年未詳)らに告訴され、死刑宣告を受け、毒杯を仰いで死んだ。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』


汝自身を知れ gnōthi sauton

デルフォイの神殿に刻まれていたといわれる有名な格言。ディオゲネス・ラエルティオス(生没年未詳)はこれをギリシア七賢人の一人タレス(紀元前624頃~紀元前548/545)に帰すが、同じ七賢人の一人スパルタのキロンの作とも他の賢者の言葉ともいわれ定かでない。ソクラテスは、人間の知恵が神に比すれば取るに足らぬものであるとする立場から、何よりもまず自己の無知を知る厳格な哲学的反省が肝要であるとして、この格言を自己の哲学的出発点においた(『ソクラテスの弁明』『ファイドロス』)。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

※今回のシリーズの動画に登場する人物名には該当の動画へのリンクを貼ってあります。

「心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば」シリーズ(全12本)すべてをまとめてご覧になりたい方はコチラからどうぞ。

2016年10月27日木曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 11.プラトン Platon



通常、名言集の類は作者ごとにまとめることはあまりなく、その内容による分類が多いと思います。
ですが、ここでは哲学者の言葉を一人ずつ動画にしてみました。
哲学名言研究会・編著の『心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば』(笠倉出版社 2012年)から抜き出しています。
時代の新しい人から、回を重ねるたびに年代を遡るかたちの並びです。

音楽はHURTRECORDさん(http://www.hurtrecord.com/)。
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もう何度も使わせていただいてます。
イメージとしては「宇宙」らしいのですが、なんとなく哲学的な響きだったので、この曲にしました。

背景の幾何学模様のグラフィックは、デザイン素材を扱う海外サイト、DEALJUMBO (www.dealjumbo.com/)からダウンロードしたもので、Cruzine Designさんの作です。
文字数が多いものが多く、写真だとほとんど隠れてしまいますし、ベタの一色では味気ない気がしたので。

では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

プラトン Platon

紀元前428/427~紀元前348/347
研究分野:修辞学、芸術、文学、認識論、倫理学、正義、徳、政治、教育、家族
主な概念:イデア

ギリシアの哲学者。アテネの名門に生れ若くしてソクラテス(紀元前470頃~紀元前399)と交わり、最も正義の人と信じてやまなかったソクラテスの不条理な死と、当時の政治情勢に対する失望から哲学の道に入った。その著作のほとんどはソクラテスを中心とする対話篇である。彼の功績の第1は学問における方法の重要性の認識とその確立であり、第2はこの方法を基礎とした形而上学と倫理学の確立である。認識論的には感性的知覚に対して純粋な知性的認識の優位をとり、存在論的には感性的世界と思惟的世界を区別し、イデア論を形成してソフィストに対抗した。数回にわたってイタリアやシチリア島を訪れ、ピラゴラス学派とも接した。後年アテネにアカデメイアを創設し、真に理想国家の統治者たる人材の育成をはかった。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』


プラトン哲学 Platonism

プラトンの哲学、およびその伝統。2400年以上にわたって西洋哲学史に影響を及ぼした。本質的な構成契機は形而上学(認識論、存在論)と倫理学であり、しかもこの両者が密接に連関しているのが特徴である。この結合はきわめて主知主義的でありながら神秘的傾向も有し、一方では認識論的懐疑論を、他方では神学的傾向を生み出した。プラトン哲学の継承は、直接的にはアカデメイア(紀元前387年アテネの西郊外に開設された学校、哲学を中心に数学、音楽、天文学などが重視され、社会に有意の人材を送り出すことも意図された)においてなされたが、それはアカデメイアの枠をこえて次のように継承されていった。ローマのキケロ(紀元前106~紀元前43)やクインチリアヌスら、新プラトン派のプロチノス(205~270)、プロクロスら、アレクサンドリアのクレメンスやニッサのグレゴリウス、アウグスチヌス(354~430)らに代表される教父哲学、アルベルツス・マグヌス、エックハルト、ボナベントゥラらの中世スコラ哲学とフィレンツェを中心とするルネサンス時代の哲学、W.ウィッチコート、H.モーアらのケンブリッジのプラトニスト、そしてH.スペンサーや観念論哲学に受継がれた。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

肉体的欲望に優越する精神的愛を指す「プラトニック・ラブ」は、プラトンの性愛的段階での対象との合一を超克して、超越的価値との出会いを目的とする思想から生まれた言葉。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

※今回のシリーズの動画に登場する人物名には該当の動画へのリンクを貼ってあります。

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2016年10月26日水曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 10.アリストテレス Aristoteles



通常、名言集の類は作者ごとにまとめることはあまりなく、その内容による分類が多いと思います。
ですが、ここでは哲学者の言葉を一人ずつ動画にしてみました。
哲学名言研究会・編著の『心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば』(笠倉出版社 2012年)から抜き出しています。
時代の新しい人から、回を重ねるたびに年代を遡るかたちの並びです。

音楽はHURTRECORDさん(http://www.hurtrecord.com/)。
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イメージとしては「宇宙」らしいのですが、なんとなく哲学的な響きだったので、この曲にしました。

背景の幾何学模様のグラフィックは、デザイン素材を扱う海外サイト、DEALJUMBO (www.dealjumbo.com/)からダウンロードしたもので、Cruzine Designさんの作です。
文字数が多いものが多く、写真だとほとんど隠れてしまいますし、ベタの一色では味気ない気がしたので。

では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

アリストテレス Aristoteles

紀元前384~紀元前322.03.07
研究分野:物理学、形而上学、詩、演劇、修辞学、倫理学
主な概念:中庸、理性、論理学、三段論法

ギリシアの哲学者。17歳のときアテネに出てプラトンの門下生となった。一度マケドニアに帰り、アレクサンドロス大王を教育した。紀元前335年再びアテネに出てリュケイオンを開いた。政治、文学、倫理学、論理学、博物学、物理学などほとんどあらゆる学問領域を対象とし分類と総括を行なった。動物の分類、発生学的研究にすぐれたものがある。しかし物体の落下現象は物体の本来の位置に戻る性質によるとして重力を否認。地上の物質の構成は水、土、火、空気の4基本元素から成り、天体は第5の元素エーテルでできているとして、デモクリトスの原子説に反対するなど、物理的学説などについては実験を伴わなかった欠陥が現れている。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

※今回のシリーズの動画に登場する人物名には該当の動画へのリンクを貼ってあります。

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2016年10月25日火曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 09.パスカル B. Pascal



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文字数が多いものが多く、写真だとほとんど隠れてしまいますし、ベタの一色では味気ない気がしたので。

では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

ブレーズ・パスカル Blaise Pascal

1623.06.19生~1662.08.19没
研究分野:哲学、思想、神学、数学
主な概念:パンセ、パスカルの賭け、パスカルの原理、パスカルの三角形、パスカルの定理

フランスの哲学者、科学者、数学者。23歳頃からヤンセニウス(1585~1638)の教えを奉じるポール=ロワイヤル修道院の厳格なキリスト教に心をひかれ、1654年秋の深い宗教的体験以後は熱烈な信仰生活に入った。56年から1年余の間、ポール=ロワイヤルとイエズス会との論争の渦中に身を投じ、一連の『プロバンシアル(いなかに住む人へ)Les provinciales』を偽名発表。その後はキリスト教弁証論の執筆に励んだが、未完のまま病没した。遺稿『パンセ Pensées』(1670)が主著。科学者、数学者としては「パスカルの原理」や「パスカルの定理」が有名。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月24日月曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 08.モンテスキュー C.L. de Montesquieu



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では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー Charles-Louis de Montesquieu
1689.01.18~1755.02.10
研究分野:教育哲学、歴史哲学、法律学、社会科学の哲学
主な概念:社会、法、権利、市民的不服従、民主主義、社会契約

フランスの啓蒙思想家、法律家、歴史家。1721年匿名で発表した『ペルシア人の手紙 Lettres persanes』でフランスの政治と社会を風刺、一躍脚光をあびる。28年アカデミー・フランセーズ入り。34年『ローマ人盛衰原因論 Considération sur les causes de la grandeur des Romains et de leur décadence』を同じく匿名で出版、48年には著名な『法の精神 De l'esprit des lois』をやはり匿名で発刊した。同書で説かれたいわゆる三権分立の理論は、後年アメリカ合衆国憲法に影響を与えるなど近代憲法理論に強く影響を及ぼしている。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月23日日曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 07.ヴォルテール Voltaire



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文字数が多いものが多く、写真だとほとんど隠れてしまいますし、ベタの一色では味気ない気がしたので。

では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

ヴォルテール Voltaire

1964.11.21生~1778.05.30没
研究分野:小説、詩、戯曲、批評
主な概念:哲学、自然哲学、歴史、宗教、理神論、無神論、倫理学

フランスの作家、啓蒙思想家。本名François-Marie Arouet。著作は哲学、詩、戯曲、批評、歴史、小説、書簡などにわたり膨大。1726~28年のイギリス滞在後、『哲学書簡 Lettres philosophiques ou lettres anglaises』(1734)でイギリス経験論をフランスに導入、専制批判、教権批判を開始。理神論をとり、無神論に反対したが、狂信や偏見を激しく攻撃し、カラス、シルバン、ラ・バール迫害事件に際しては寛容を訴えた。またディドロらの百科全書派の運動を支持し、フランス革命の精神的基盤を準備した。合理精神に培われた最もフランス的な明快で機知にあふれる18世紀散文の創始者、すぐれた風刺作家として独自の地位を占めている。悲劇『ザイール Zaïre』(32)、小説『ザディグ Zadig』(47)、『カンディド Candide』(59)、歴史書『ルイ14世の世紀 Le Siècle de Louis XIV』(51)、『習俗論 L'Essai sur les mœurs』(56)、『哲学辞典 Dictionnaire philosophique portatif』(64)など。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月22日土曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 06.ルソー J.J. Rousseau




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では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

ジャン=ジャック・ルソー Jean-Jacques Rousseau

1712.06.28~1778.07.02
研究分野:政治哲学、言語哲学、教育哲学、倫理学、宗教哲学、音楽、植物学
主な概念:一般意志、自然状態、社会契約、完成可能性

フランスの作家、思想家。当時の人工的退廃的社会を鋭く批判、感情の優位を強調し、「自然に帰れ」と説き、ロマン主義の先駆をなした。思想、政治、教育、文学、音楽などの分野において根本的な価値転換作業を行い、近代思想に多大な影響を与えた。主著『人間不平等起源論 Discours sur l'origine de l'inégalité parmi les hommes』(1755)、『新エロイーズ Julie, ou la nouvelle Héloïse』(61)、『社会契約論 Du contrat social』(62)、『エミール Émile』(62)、『音楽辞典 Dictionnaire de musique』(68)、死後刊行の『告白 Les Confessions』(82)。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月21日金曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 05.カント I. Kant



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イマヌエル・カント Immanuel Kant

1724.04.22~1804.02.12
研究分野:認識論、形而上学、倫理学
主な概念:理性批判、定言命法、超越論哲学、物自体

ドイツの哲学者。近世哲学を代表する最も重要な哲学者の一人であり、またフィヒテ、シェリング、ヘーゲルと展開した、いわゆるドイツ観念論の起点となった哲学者。批判的(形式的)観念論、先験的観念論の創始者。1740~46年生地の大学で神学、哲学を学んだ。卒業後、家庭教師を長い間つとめ、55年ケーニヒスベルク大学私講師。その後、エルランゲン、イェナ各大学から招かれたが固辞し、70年ケーニヒスベルク大学の論理学、形而上学教授となった。96年老齢のため引退。主著『純粋理性批判 Kritk der reinen Vernunft』(1781)、『実践理性批判 Kritik der praktischen Vernunft』(88)、『判断力批判 Kritik der Urteilskraft』(90)。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月20日木曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 04.ショーペンハウアー A. Schopenhauer



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アルトゥル・ショーペンハウエル(ショーペンハウアー) Arthur Schopenhauer

1788.02.22生~1860.09.21没
研究分野:自然哲学、認識論、倫理学、美学、形而上学、生理学、数学、論理学、色彩論、芸術、宗教、魔術、夢、超常現象、言語学、自然科学、存在論
主な概念:意志としての世界と表象としての世界、生きんとする意志の肯定と否定、意志と知性

ドイツの哲学者。厭世思想の代表者。父は銀行家、母は小説家で、幼時より父に伴われてイギリス、フランス、スイス、オーストリアを旅行した。父の死後、1809年ゲッティンゲン大学に入学、11~13年ベルリン大学でフィヒテの講義を聞いた。14年母とけんか別れをし、以後、終生、お互いに会おうとしなかった。20年ベルリン大学講師となったが、ベルリンの哲学界はヘーゲルの支配下にあり、まもなく辞任、以後、在野の学者として、22~31年イタリア、ミュンヘン、ベルリンに住んだのち、31年以降フランクフルトアムマインに定住、また生涯、独身を通した。彼はカントの思想から多くをくみ、みずからカントの後継者をもって任じたが、生前は不遇で、51年『付録と補遺 Parerga und Paralipomena』でようやく世間の注目を集めた。しかし19世紀末のヨーロッパにおいて、彼の主意説と、東洋ことにインドの仏教思想と相通じる独特の厭世観とは広く顧みられるにいたり、ニーチェ、ワーグナーらに大きな影響を与えた。1911年ショーペンハウアー協会が設立され、翌年から年報が刊行されている。主著『意志と表象としての世界 Die Welt als Wille und Vorstellung』(1819)、『自然における意志について Über den Willen in der Natur』(36)など。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

※今回のシリーズの動画に登場する人物名には該当の動画へのリンクを貼ってあります。

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