2016年10月25日火曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 09.パスカル B. Pascal



通常、名言集の類は作者ごとにまとめることはあまりなく、その内容による分類が多いと思います。
ですが、ここでは哲学者の言葉を一人ずつ動画にしてみました。
哲学名言研究会・編著の『心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば』(笠倉出版社 2012年)から抜き出しています。
時代の新しい人から、回を重ねるたびに年代を遡るかたちの並びです。

音楽はHURTRECORDさん(http://www.hurtrecord.com/)。
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もう何度も使わせていただいてます。
イメージとしては「宇宙」らしいのですが、なんとなく哲学的な響きだったので、この曲にしました。

背景の幾何学模様のグラフィックは、デザイン素材を扱う海外サイト、DEALJUMBO (www.dealjumbo.com/)からダウンロードしたもので、Cruzine Designさんの作です。
文字数が多いものが多く、写真だとほとんど隠れてしまいますし、ベタの一色では味気ない気がしたので。

では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

ブレーズ・パスカル Blaise Pascal

1623.06.19生~1662.08.19没
研究分野:哲学、思想、神学、数学
主な概念:パンセ、パスカルの賭け、パスカルの原理、パスカルの三角形、パスカルの定理

フランスの哲学者、科学者、数学者。23歳頃からヤンセニウス(1585~1638)の教えを奉じるポール=ロワイヤル修道院の厳格なキリスト教に心をひかれ、1654年秋の深い宗教的体験以後は熱烈な信仰生活に入った。56年から1年余の間、ポール=ロワイヤルとイエズス会との論争の渦中に身を投じ、一連の『プロバンシアル(いなかに住む人へ)Les provinciales』を偽名発表。その後はキリスト教弁証論の執筆に励んだが、未完のまま病没した。遺稿『パンセ Pensées』(1670)が主著。科学者、数学者としては「パスカルの原理」や「パスカルの定理」が有名。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月24日月曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 08.モンテスキュー C.L. de Montesquieu



通常、名言集の類は作者ごとにまとめることはあまりなく、その内容による分類が多いと思います。
ですが、ここでは哲学者の言葉を一人ずつ動画にしてみました。
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文字数が多いものが多く、写真だとほとんど隠れてしまいますし、ベタの一色では味気ない気がしたので。

では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー Charles-Louis de Montesquieu
1689.01.18~1755.02.10
研究分野:教育哲学、歴史哲学、法律学、社会科学の哲学
主な概念:社会、法、権利、市民的不服従、民主主義、社会契約

フランスの啓蒙思想家、法律家、歴史家。1721年匿名で発表した『ペルシア人の手紙 Lettres persanes』でフランスの政治と社会を風刺、一躍脚光をあびる。28年アカデミー・フランセーズ入り。34年『ローマ人盛衰原因論 Considération sur les causes de la grandeur des Romains et de leur décadence』を同じく匿名で出版、48年には著名な『法の精神 De l'esprit des lois』をやはり匿名で発刊した。同書で説かれたいわゆる三権分立の理論は、後年アメリカ合衆国憲法に影響を与えるなど近代憲法理論に強く影響を及ぼしている。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月23日日曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 07.ヴォルテール Voltaire



通常、名言集の類は作者ごとにまとめることはあまりなく、その内容による分類が多いと思います。
ですが、ここでは哲学者の言葉を一人ずつ動画にしてみました。
哲学名言研究会・編著の『心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば』(笠倉出版社 2012年)から抜き出しています。
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では、それぞれの哲学者の経歴をかいつまんでみましょうか。

ヴォルテール Voltaire

1964.11.21生~1778.05.30没
研究分野:小説、詩、戯曲、批評
主な概念:哲学、自然哲学、歴史、宗教、理神論、無神論、倫理学

フランスの作家、啓蒙思想家。本名François-Marie Arouet。著作は哲学、詩、戯曲、批評、歴史、小説、書簡などにわたり膨大。1726~28年のイギリス滞在後、『哲学書簡 Lettres philosophiques ou lettres anglaises』(1734)でイギリス経験論をフランスに導入、専制批判、教権批判を開始。理神論をとり、無神論に反対したが、狂信や偏見を激しく攻撃し、カラス、シルバン、ラ・バール迫害事件に際しては寛容を訴えた。またディドロらの百科全書派の運動を支持し、フランス革命の精神的基盤を準備した。合理精神に培われた最もフランス的な明快で機知にあふれる18世紀散文の創始者、すぐれた風刺作家として独自の地位を占めている。悲劇『ザイール Zaïre』(32)、小説『ザディグ Zadig』(47)、『カンディド Candide』(59)、歴史書『ルイ14世の世紀 Le Siècle de Louis XIV』(51)、『習俗論 L'Essai sur les mœurs』(56)、『哲学辞典 Dictionnaire philosophique portatif』(64)など。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月22日土曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 06.ルソー J.J. Rousseau




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ジャン=ジャック・ルソー Jean-Jacques Rousseau

1712.06.28~1778.07.02
研究分野:政治哲学、言語哲学、教育哲学、倫理学、宗教哲学、音楽、植物学
主な概念:一般意志、自然状態、社会契約、完成可能性

フランスの作家、思想家。当時の人工的退廃的社会を鋭く批判、感情の優位を強調し、「自然に帰れ」と説き、ロマン主義の先駆をなした。思想、政治、教育、文学、音楽などの分野において根本的な価値転換作業を行い、近代思想に多大な影響を与えた。主著『人間不平等起源論 Discours sur l'origine de l'inégalité parmi les hommes』(1755)、『新エロイーズ Julie, ou la nouvelle Héloïse』(61)、『社会契約論 Du contrat social』(62)、『エミール Émile』(62)、『音楽辞典 Dictionnaire de musique』(68)、死後刊行の『告白 Les Confessions』(82)。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月21日金曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 05.カント I. Kant



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ですが、ここでは哲学者の言葉を一人ずつ動画にしてみました。
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イマヌエル・カント Immanuel Kant

1724.04.22~1804.02.12
研究分野:認識論、形而上学、倫理学
主な概念:理性批判、定言命法、超越論哲学、物自体

ドイツの哲学者。近世哲学を代表する最も重要な哲学者の一人であり、またフィヒテ、シェリング、ヘーゲルと展開した、いわゆるドイツ観念論の起点となった哲学者。批判的(形式的)観念論、先験的観念論の創始者。1740~46年生地の大学で神学、哲学を学んだ。卒業後、家庭教師を長い間つとめ、55年ケーニヒスベルク大学私講師。その後、エルランゲン、イェナ各大学から招かれたが固辞し、70年ケーニヒスベルク大学の論理学、形而上学教授となった。96年老齢のため引退。主著『純粋理性批判 Kritk der reinen Vernunft』(1781)、『実践理性批判 Kritik der praktischen Vernunft』(88)、『判断力批判 Kritik der Urteilskraft』(90)。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月20日木曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 04.ショーペンハウアー A. Schopenhauer



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アルトゥル・ショーペンハウエル(ショーペンハウアー) Arthur Schopenhauer

1788.02.22生~1860.09.21没
研究分野:自然哲学、認識論、倫理学、美学、形而上学、生理学、数学、論理学、色彩論、芸術、宗教、魔術、夢、超常現象、言語学、自然科学、存在論
主な概念:意志としての世界と表象としての世界、生きんとする意志の肯定と否定、意志と知性

ドイツの哲学者。厭世思想の代表者。父は銀行家、母は小説家で、幼時より父に伴われてイギリス、フランス、スイス、オーストリアを旅行した。父の死後、1809年ゲッティンゲン大学に入学、11~13年ベルリン大学でフィヒテの講義を聞いた。14年母とけんか別れをし、以後、終生、お互いに会おうとしなかった。20年ベルリン大学講師となったが、ベルリンの哲学界はヘーゲルの支配下にあり、まもなく辞任、以後、在野の学者として、22~31年イタリア、ミュンヘン、ベルリンに住んだのち、31年以降フランクフルトアムマインに定住、また生涯、独身を通した。彼はカントの思想から多くをくみ、みずからカントの後継者をもって任じたが、生前は不遇で、51年『付録と補遺 Parerga und Paralipomena』でようやく世間の注目を集めた。しかし19世紀末のヨーロッパにおいて、彼の主意説と、東洋ことにインドの仏教思想と相通じる独特の厭世観とは広く顧みられるにいたり、ニーチェ、ワーグナーらに大きな影響を与えた。1911年ショーペンハウアー協会が設立され、翌年から年報が刊行されている。主著『意志と表象としての世界 Die Welt als Wille und Vorstellung』(1819)、『自然における意志について Über den Willen in der Natur』(36)など。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

※今回のシリーズの動画に登場する人物名には該当の動画へのリンクを貼ってあります。

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2016年10月19日水曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 03.キルケゴール S. A. Kierkegaard



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セーレン・オービエ・キルケゴール Søren Aabye Kierkegaard

1813.05.05生~1855.11.11没
研究分野:キリスト教、形而上学
主な概念:不安、単独者、存在

デンマークの哲学者、神学者。現代実存哲学の創始者。プロテスタンティズムの革新的思想家として知られる。コペンハーゲン大学で神学を学んだ。父の死後(1838)本格的研究を決心、1840年17歳のレギーネ・オルセンと婚約したが、翌年破棄した。41年ベルリンでF.シェリングの講義を聞き、42年帰国、著作活動を始めた。哲学的にはヘーゲル、シェリングの観念論の批判から出発し、「単独者」「主体性」などの概念を中心にして実存論的思索を展開した。神学的には当時のデンマークの教会のあり方を攻撃し、教会的キリスト教の変革を説き、信仰と実存の問題を深く掘下げた。主著
『あれか、これか Enten-Eller』(43)、『おそれとおののき Frgyt og Baeben』(43)、『反復 Gjentagelsen』(43)、『不安の概念 Begrebet Angest』(44)、『人生行路の諸段階 Stadier paa Livets Vei』(45)、『死に至る病 Sygdommen til Døren』(49)。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

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2016年10月18日火曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 02.マルクス K. H. Marx



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カール・ハインリヒ・マルクス Karl Heinrich Marx
1818.05.05~1883.03.14
研究分野:科学的社会主義、共産主義
主な概念:科学的社会主義の共同創設者(フリードリヒ・エンゲルスと共に)、史的唯物論。剰余価値、労働者の搾取、階級闘争、『資本論』

ドイツの経済学者、哲学者、革命指導者、科学的社会主義の創始者。中流のユダヤ人弁護士の家庭に生れ、ボン大学、ベルリン大学で法律、哲学を学び、1841年イェナ大学で博士号を取得。42年ケルンの急進的ブルジョアの機関誌“Rheinische Zeitung”の主筆となったが、43年パリに移住、44年共同で“Deutsch-Franösische Jahrbücher”を発行。F.エンゲルス(1820~1895)と出会い、社会主義的傾向を深めた。47年共産主義者同盟に参加、48年エンゲルスとともに『共産党宣言』を執筆し、唯物史観を確立。三月革命に際してはケルンで“Neue Rheinische Zeitung”を発行してドイツの革命運動の促進をはかったが挫折し、49年ロンドンに亡命。極度の貧困のなかで著作を続け、67年マルクス経済学を代表する『資本論 Das Kapital』の第1巻を発表。『資本論』のなかで最も印象的なのはイギリスの労働者階級の窮状についての記述である。第2巻、第3巻は彼の死後エンゲルスの手で編集され、85、94年に刊行された。マルクスの社会科学理論上最も重要な貢献は、剰余価値論を中核とした資本主義の経済分析にあるが、その透徹した社会分析は政治学、歴史学、社会学、哲学などをも包合する壮大な思想体系であるマルクス主義理論を形成している。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』


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2016年10月17日月曜日

心を整え人生を豊かにする哲学者たちのことば 01.ニーチェ F. W. Nietzsche



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フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ Fredrich Wilhelm Nietzsche

1844.10.15~1900.08.25
研究分野:ギリシア哲学、文献学
主な概念:力への意思、君主・奴隷道徳、反キリスト、反アンチユダヤ主義、反国粋主義、運命愛、ルサンチマン

ドイツの哲学者。1869年バーゼル大学古典文献学教授となり、1870年普仏戦争に志願従軍、1879年健康すぐれず同大学の教授を辞任し、以後著述に専念したが、1889年精神病が昂じ、1900年に没した。アルツール・ショーペンハウアー(ショーペンハウエル)、リヒアルト・ワーグナーの影響を受け、芸術の哲学的考察から出発し、ディオニュソス的精神からの文化の創造を主張したが、しだいに時代批判、ヨーロッパ文明批判に向かい、特に最高価値を保証する権威とされてきたキリスト教や近代の所産としての民主主義を、弱者の道徳として批判し、強者の道徳として生の立場から新しい価値創造の哲学を、超人、永遠回帰、権力への意志、運命の愛(アモーレ・ファティ)などの独特の概念を用いて主張した。ニーチェの哲学はナチスに利用されたこともあったが、今日ではセーレン・A.キルケゴール(1813~1855)と並んで、実存哲学の先駆者、新しい価値論の提示者として新たに照明があてられている。日本では高山樗牛以来多くの人々により紹介、翻訳されている。主著『ツァラトゥストラはかく語りき Also sprach Zarathustra』(1883~85)、『権力への意志 Der Wille zur Macht』(1901)、『善悪の彼岸 Jenseits von Gut und Böse』(1886)、『道徳の系譜 Zur Genealogie der Moral』(87)など。
──『ブリタニカ国際大百科事典』


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2016年10月7日金曜日

自分自身をいたわるために・12



PHOTO: AC WORKS.CO.,LTD.

竹内まりや Takeuchi Mariya さんの『元気を出して』のメロディーにのせてお届けする名言集。
悲しかったり、自信をなくしたり、落ち込んだりしたときに、勇気をくれる言葉を集めました。
このシリーズは12本の動画で構成されていますが、全部を見る必要はありません。
お気に入りの一言を見つけてください。
この動画でご紹介している名言の発言者は以下のとおりです。

ラルフ・ウォルド(ワルド)・エマーソン Ralph Waldo Emerson

ラルフ・ウォルドー(ワルド)・エマーソン(Ralph Waldo Emerson [rælf ˈwɑːldoʊ ˈemərsən]、1803 年5 ⽉25 ⽇- 1882 年4 ⽉27 ⽇)は、アメリカ合衆国の思想家、哲学者、作家、詩⼈、エッセイスト。無教会主義の先導者。
Waldo はウォルドウ、ウォルド、ワルド、Emersonはエマソン、エマスンなどとも表記される(英語では、Emerson は第1 ⾳節にアクセントがある)。
アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンに⽣まれる。18 歳でハーバード⼤学を卒業し21 歳までボストンで教鞭をとる。その後ハーバード神学校に⼊学し、伝道資格を取得し、牧師になる。⾃由信仰のため教会を追われ渡欧、ワーズワース、カーライルらと交わる。帰国後は個⼈主義を唱え、アメリカの⽂化の独⾃性を主張した。
エマーソンは次第に当時の宗教的社会的信念から離れ、1836 年の評論'Nature' において、超越主義哲学を世に打ち出した。続いて草分け的な仕事として1837 年に'The American Scholar' と題した演説を⾏い、オリバー・ウェンデル・ホームズ・シニアは、アメリカの「知的独⽴宣⾔」であると評した。
エマーソン主要な評論のほとんどを、まず講演⽤に書いてから出版⽤に改めた。最初の⼆つの評論集'Essays: First Series' と'Essays: Second Series' は、それぞれ1841 年と1844 年に出版された。それらは'Self-Reliance'、'The Over-Soule'、'Circles'、'The Poet'、'Experience' が含み、彼の思想の核⼼である。'Nature' とこれらの評論によって、1830 年代半ばから1840 年代半ばにかけての10 年間は、エマーソンにとって最も実り多い時期となった。
彼の評論は後の思想家、著述家、詩⼈に⼤きな影響を与えた。エマーソンは、⾃⾝の中⼼教義を⼀⾔にすると、「個⼈の無限性」であると語った。エマーソンはまた、共に超越主義者であるヘンリー・デイヴィッド・ソローの師であり友であることが有名である。

マルクス・アウレリウス Marcus Aureliusマルクス・アウレリウス・アントニヌス Marcus Aurelius Antoninus

121.04.26生~180.03.17没
第16代ローマ皇帝(在位:161年 - 180年)。ネルウァ=アントニヌス朝では第五代皇帝。第15代皇帝アントニヌス・ピウスの后妃ファウスティナ・マイヨル(大ファウスティナ)の甥で先帝の外戚にあたり、また大ファウスティナはハドリアヌスとトラヤヌスの傍系血族でもある。
外叔父アントニヌスの皇女で自身の従姉妹であるファウスティナ・ミノル(小ファウスティナ)と結婚して帝位を継承したが、共同皇帝としてハドリアヌスの重臣の子ルキウス・ウェルスが立てられていた。アウレリウスは小ファウスティナとの長女ルキッラを嫁がせて両皇帝の結束を固めたが、169年にウェルスが死んだ事で単独の皇帝となった。
ストア哲学などの学識に長け、良く国を治めた事からネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌスに並ぶ皇帝(五賢帝)と評された。対外政策ではパルティアとの戦争に勝利を収めたが、蛮族への予防戦争として始めたマルコマンニ人、クアディ人、サルマティア人などへの遠征(マルコマンニ戦争)は長期戦となり、国力を疲弊させ、自らも陣中で没した。
軍事よりも学問を好んだ皇帝という姿は、彼の著作である『自省録』への評価を通じて今日も維持されている。これはプラトンの時代から学識者にとって理想とされた「哲人君主」の実現例と見なされているからである。
また、後漢書に見られる安敦とは、彼のことだとされている。

パスカル Blaise Pascal

1623.06.19生~1662.08.19没
フランスの哲学者、科学者、数学者。23歳頃からヤンセニウス(1585~1638)の教えを奉じるポール=ロワイヤル修道院の厳格なキリスト教に心をひかれ、1654年秋の深い宗教的体験以後は熱烈な信仰生活に入った。56年から1年余の間、ポール=ロワイヤルとイエズス会との論争の渦中に身を投じ、一連の『プロバンシアル(いなかに住む人へ)Les provinciales』を偽名発表。その後はキリスト教弁証論の執筆に励んだが、未完のまま病没した。遺稿『パンセ Pensées』(1670)が主著。科学者、数学者としては「パスカルの原理」や「パスカルの定理」が有名。
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メロディー・ビーティー Melody Beattie

1948年ミネソタ州セント・ポール生まれ。メロディー・ビーティーはアメリカで最も愛されている自己啓発作家で、依存症からの回復の分野では身近な名前である。
世界的ベストセラー『Codependent No More』は1986年「共依存」問題を世界に紹介した。多くの読者が何をなすべきか自身が身を持って体験した知恵の言葉と導きを信頼してきた。
人生において、遺棄、誘拐、性的虐待、薬物およびアルコール依存症、離婚、わが子の死を乗り越えてきた。
24年に渡る作家としてのキャリアは15冊の本を生み出し、それらは20ヶ国語で出版され、新聞・雑誌の記事で何百と紹介された。国内では、オプラの番組をふくむ、数々のテレビにゲスト出演してきた。自身と作品は定期的にタイム、ピープルなど全国誌、世界でも有数の雑誌に取り上げられている。
  ──ホームページ(http://melodybeattie.com/about/)より翻訳・抜粋

ヨーゼフ・キルシュナー Josef Kirschner

1931~
ドイツのコンサルタント、作家。通訳、記者、雑誌編集長、広告業、ハーバード大学客員講師、ウィーン大学非常勤講師などを経て、スポーツ選手や政治家のコンサルタントとして活躍。またドイツで自己啓発本分野のベストセラーを多数執筆し、ヨーロッパ諸国をはじめ、多くの国で翻訳される。主著に『人に振りまわされずに生きる13の法則』などがある。
  ──『世界外国人名録2004』

シルヴィア・タウンゼント・ウォーナー Sylvia Townsend Warner

1893~1978
英国の小説家、詩人。多くの短編小説のほか、Lolly Willowes (1926), Summer Will Show (1936), The Corner That Held Them (1948) などがある。詩集としてしてはCollected Poems (1982)
  ──『リーダーズ英和辞典』
イギリスの小説家。ロンドンのハロー生まれ。音楽の研究家で、15世紀から16世紀にかけての音楽を研究、『チューダー朝教会音楽』(10巻、1923~29)の四人の編集者の一人である。7編の小説、4つの詩集、エッセイを出版、もともと『ニューヨーカー』誌に発表した作品を中心にまとめた短編集も8冊ある。作品の主題や舞台となる地域・時代は多岐にわたるが、重要な作品は『ローリー・ウィローズ』(1926)、『夏が来れば』(1936)、『彼らがいた場所』(1948)などである。
  ──『岩波=ケンブリッジ世界人名辞典』

ルナール Jules Renard

1864.02.22生~1910.05.22没
フランスの小説家、劇作家。1889年『メルキュール・ド・フランス Mercure de France』の創刊に参加、同誌に短編を寄稿、92年最初の長編『寄食者 L'Écornifleur』を発表。やがて貧困生活のなかにあって、あらゆる文学的誇張を拒否した簡明直截な筆致による写実的な小説に向い、名作『にんじん Poil de carotte』(1894)、『ぶどう畑のぶどう作り Le Vigneron dans sa vigne』(94)、ユーモアと詩情にあふれる短文形式の『博物誌 Histoires naturelles』(96)を発表、文名を確立した。その後、戯曲『別れも楽し Le Plasir de rompre』(97)、『日々のパン Le Pain de ménage』(98)などを執筆、『にんじん』の劇化(1900)は大好評を博した。後期の小説には『フィリップ家の人々 Les Philippe』(07)、『ラゴット Ragotte』(08)など。23年間にわたる『日記 Journal』(4巻、25~27刊)を残した。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

デカルト René Descartes

1596.03.31生~1650.02.11没
フランスの哲学者。1612年ラフレーシュのイエズス会系の学院を出、16年までポアティエ大学で法学を修めた。18年オランダに行き志願将校としてオランダ軍に入り、19年冬、幾何学に基づく万学統一の霊感を得た。20年軍籍を離れヨーロッパ各地を転々とし、29年以降オランダに隠棲、哲学研究に没頭。33年『宇宙論 Le Traité du monde』を完成したがガリレオ裁判の報に出版を中止。37年3つの試論とともに『方法序説 Discours de la méthode』を出版。41年形而上学の主著『省察録 Meditationes de prima philosophia』、44年『哲学原理 Principia philosophiae』を出す。晩年は論争に悩まされつつ、49年『情念論 Les passions de l'âme』を出し、女王クルスチアナに請われスウェーデンに行き、そこに没した。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』

オクタヴィオ・パス Octavio Paz

1914.03.31生~1998.04.19没
メキシコの詩人、評論家、外交官。少年時代から詩作、1930年代には前衛的な『タリエル』誌に拠る詩人たちの中心的存在となった。アメリカ留学後、外交官として世界各地に勤務、特にパリではブルトン、B.ペレらのシュルレアリストと親交をもった。詩集には『激しい季節 La estación violenta』(1958)、『世界の岸辺で A la orilla del mundo』(42)、『言葉のかげの自由 Libertad bajo palabra』(49)、『火の精 Salamandra』(62)、『東斜面 Ladera este』(69)、『帰還 Vuelta』(76)があり、1963年ベルギーの国際詩大賞、82年セルバンテス賞、90年ノーベル文学賞を受賞。ほかに古典的なメキシコ文化論『孤独の迷路 El laberinto de la soledad』(50)をはじめ、『木に倚(よ)りて魚を求む Las peras del olmo』(57)、『四学 Cuadrivio』(65)、『回転する記号 Los signos en rotación』(65)、『大いなる文法学者の猿 El mono gramático』(74)など、多数の評論がある。
  ──『ブリタニカ国際大百科事典』


いかかでしたか?
世に名言を残す人というのは人生を濃く生きて、その経験から体感した言葉なのでしょうね。
見習うべきところが多そうです。
今回はシリーズ中の1本について、それぞれの発言者の概略を見てきましたが、他の名言もまとめてみたいという方はコチラからどうぞ。

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