2021年7月30日金曜日

相田みつを、飾らない言葉 AIDA MITSUO, his honest words (with English translation)

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※このブログ上で動画を閲覧できない場合は、タイトルをクリックしてYouTubeにてご覧ください。
(2021年7月30日以降であれば、再生リストでご覧いただけますが、まだ公開されていない動画は再生されません。一度にすべての動画をご覧になりたい場合は、9月3日以降に上記「再生リスト」のテキストをクリックしてご覧ください。)

書家で詩人の相田みつをさんの52作品で動画を仕立てました。
禅哲学の下地がなくても頷ける彼の言葉は、とても人間味にあふれていて、共感しやすいものですね。
わかりやすく、あたたかいのに、心にずしんと響くものがあります。
人気があるのも納得です。
もう亡くなってから20年も経つんですね。
いつの時代でも通用する言葉なので、全然古臭く感じません。
すぐに忘れられてしまう流行言葉とは、比べ物になりませんね(って、比べること自体がおかしいんですが)。

相田みつを あいだみつを

詩人・書家。大正13(1924)年~平成3(1991)年。栃木県生まれ。旧制栃木県立足利中学校を卒業し、歌人山下陸奥(やましたむつ)に師事。曹洞宗高福寺の禅僧、武井哲応師と出会い、在家で仏法を学ぶ。さらに、書家岩沢渓石に書を学び、自らの世界観から生み出した言葉を独特の書にしたため、全国で個展を開催。昭和59年に作品集「にんげんだもの」が刊行されると、その実直で力強い言葉と世界観が多くの人の心をつかむ。ほかの作品集に、「生きていてよかった」「おかげさん」などがある。没後も各地で個展が開かれ、その書と言葉が愛され続けている。
──近現代文学事典


プロフィールに関しては、ウィキペディアも参考にしてください。

動画の末尾にプロフィールと年譜を載せていますが、プロフィールはウィキペディア(日本語:https://ja.wikipedia.org/wiki/相⽥みつを English:https://en.wikipedia.org/wiki/Mitsuo_Aida)の内容を、年譜はダイヤモンド社から刊行された『対訳 相田みつを作品集1~3』からの引用です。
動画中の肖像もダイヤモンド社の書物から転載させていただきました。

この本を見るまで、相田みつをさんの写真を見たことがなく、仏頂面の太めの男性を想像していましたが、まったく違いました(笑)。

和室の床の間(に併設された段違いの飾り棚のある一角)に座右の銘的に飾られた掛け軸、というイメージで作りました。
季節あるいは気分で変える感じです。
活け花も禅僧から始まったので、脇役としてはピッタリですよね?

日本美術や舞台芸術に共通の要素として「間」があります。
書では余白がそれにあたると思います。
本来なら、芸術作品なので、この余白部分に手を加えることはご法度なんですが、一般的な書道の半紙に書かれたものを想定している都合上、極力大きく見せたかったので、あえて調整させていただきました。

英訳はティム・ジェンセンさん。
English translation by Tim Jensen.
美術館には「英訳はないのか?」との問い合わせがあるそうです。
YouTube上にはたくさんの相田みつを作品がアップされていますが、英訳つきのものはないんじゃないでしょうか。

日本語学習を始めて間もない外国人の方には、手書きの文字は読みにくいかもしれません。
それでなくても、彼の書体は独特ですから。

合わせたBGMは、小原孝さんのピアノによる「あゝ人生に涙あり」です。
時代劇ドラマの『水戸黄門』の主題歌としてお馴染みですね。
歌のないヴァージョンですが、歌詞が相田みつを作品に合致している気がして、この曲にしました。
歌詞はhttps://www.uta-net.com/song/43278/などをご覧ください。
あまり音量を上げずにご覧いただいたほうがいいかもしれません(笑)。
低音部の伴奏がしっかり地に足をつけて(踏みしめて)歩く様子なんでしょうか、かなりしっかりと演奏されているので──。
小原さんの表現力にも脱帽です。
さすが音大主席卒業。

相田みつを氏の書は、東京駅と有楽町駅のほぼ中間に位置する東京国際フォーラム地下1階の「相田みつを美術館 Mitsuo Aida Museum」(https://www.mitsuo.co.jp/museum/index.html)で見ることが可能です。
休館日、入場料などは美術館ホームページで確認のほど。

以前投稿した「国宝・源氏物語絵巻 "A Tale of Genji" scroll, National Treasure of Japan」もそうですが、機会があれば、ぜひ実物をご覧になってください。
細部を詳細に見ることができる点などは、利点ですが、印刷物や映像は単なる複写にすぎません。
芸術作品は直に接するのが一番だと考えます。

動画を作るにあたって使用した素材は、主にAC-WORKSさんの提供です。
下記リンクからダウンロードできます。

なお、「cocolo supplie ココロさぷり」ではコラボ作品も随時募集中です。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
Your works needed.
See this post for the details.

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