2020年7月24日金曜日

WHY?; questions about Japan03 Culture文化

Use google translate if you want to read this post in other language.


hope this series helps you to understand the Japan country and people.
外国人が疑問に思う事柄の動画です。日本に興味のある外国人が知り合いにいたらぜひシェアしてください。
text テキスト: 『なぜ、日本人は? 答えに詰まる外国人の質問178 Hard-to-Answer Questinos about Japan』著:内池久貴他 written by Uchiiké Hisataka and others/訳:マイケル・ブレーズ translated by Michael Brase(ジャパンブック JapanBook 2009)
music 音楽: 理由 Riyū, The Reason(尾崎豊 Ozaki Yutaka)
piano ピアノ: Takayoshi Hirano
illustration イラスト: https://bit.ly/3ekeaXv

ws130_WHY?: questions about Japan - Culture

以下のような質問が外国人からきたら、動画のURLを教えてあげてください。



なぜ、茶道や華道には「道」が付いているのですか? Why are the tea ceremony (sadō) and flower arranging (kadō) referred to as “paths” or “ways” ()?
なぜ、「わび・さび」を大切にするのですか? Why are wabi and sabi so important?
なぜ、小さなものが好きなのですか? Why do Japanese like small things?
なぜ、こんなに桜が好きなのですか? Why are Japanese so fond of cherry blossoms?
なぜ、日本庭園の松は、曲がりくねっているのですか? Why do the pine trees in Japanese gardens have such odd shapes?

それぞれの項目に「cocolo supplie ココロさぷり」の個人的な解説というか意見というか考えを付け加えておきます。
(コメントなしの項目もあります。)

なぜ、茶道や華道には「道」が付いているのですか?
Why are the tea ceremony (sadō) and flower arranging (kadō) referred to as “paths” or “ways” ()?

茶道、華道だけでなく、日本の伝統文化には「道」のつくものがたくさんあります。書道、香道、武道(柔道、剣道、合気道など)。これらに共通するのは、動画文中にもあるように、ひとつの芸事を通して精神を高めるという意識です。

なぜ、「わび・さび」を大切にするのですか?
Why are wabi and sabi so important?

日本人は脈々と「自然の中に生きる」をいう意識を受け継いでいるのでしょう。どちらも日本固有の概念で、英語などには翻訳しにくいものですが、それぞれの語を詳しくみてみましょう。
わび:美的理念を表わす語。閑寂な風趣を意味し、ある面では「さび」と近い。「わび」は本来「つらく思う」「零落している」「さびしく暮す」というような意味の動詞「わぶ」の連用形で、在原業平の「わくらはに問ふ人あらばすまのうらにもしほたれつつわぶとこたへよ」の歌にあるように、都遠い地での不足をかこつような語感を含むとみられるが、中世以降、閑寂、枯淡の美に対する愛好が深まるとともに、物の面における不足、不自由を肯定し、簡素、閑静な生活を積極的に楽しむという意味を生じた。特に茶道においてはその究極を表わす語として重要視する。武野紹鴎(1502~55)は「侘(わび)と云うことばは、故人も色々に歌にも詠じけれども、ちかくは正直に慎み深くおごらぬ様を侘と
云ふ。一年のうちにも十月こそ侘なれ」といい、千利休は「わび」の本意として、藤原家隆の「花をのみ待つらむ人に山里の雪間の草の春を見せばや」の歌を常に吟じたという。こういう美意識は中世の連歌などにも通じるものであったが、中世芸術に貫通する美を継承し、近世的卑俗美を加えて蕉風を開いた松尾芭蕉においても「わび」は重視されている。

さび:俳諧用語。蕉風の俳諧においてその本質、風趣についていう語。去来は「さびは句の色なり。閑寂なる句をいふにあらず。たとへば、老人の甲冑を帯し戦場に働き、錦繍をかざりて御宴に侍りても老の姿有るが如し。賑やかなる句にも、静かなる句にも有るものなり」といっていいる。中世以来の幽玄美に、さらに枯寂な色調が加えられたもの。表面的、題材的な情調ではなく、対象をとらえる作者の心的観照、体験が「さび」をもっているのである。だから濃艶な題材を詠んでも「さび」は表われる。去来の「花守や白き頭をつき合はせ」の句について、芭蕉は「さび」色がよく表われたといってほめたという。
──ブリタニカ国際大百科事典

わび(侘):中世~近世の茶道および文学の理念の一つ。〈わびし〉の語幹あるいは〈わぶ〉の連用形からできた語。初め、寂しい、心細い等の消極的な価値を示すものであったが、中世になってその境地に心理的な微としての積極的な価値を見いだすようになり、幽玄、閑寂、さび等と共通のものとして、特に千利休などによって重視されるようになった。

さび:美的興趣をさす言葉で中世の歌論・連歌論にも用いられているが、とくに俳諧用語として一般化した。蕉風俳諧においては〈しをり〉〈ほそみ〉を並称される句の姿の目標である。中世の〈幽玄〉〈ひえ〉〈侘(わび)〉の美意識を、芭蕉が自らの俳諧にそのまま生かそうとした、芭蕉俳諧の根本精神。去来は〈さび〉を句の色であると説明する。
──百科事典マイペディア
「わび」は茶道起源、「さび」は俳諧が起源であることがわかりますね。「わび」は物事(視覚、聴覚、味覚)に対するものであるのに対し、「さび」は言葉から受ける印象を対象にしているようです。

なぜ、小さなものが好きなのですか?
Why do Japanese like small things?

国土も狭く、その土地の多くが山間地で、空間的な広がりがほとんどないことが影響しているような気がします。四方を海で囲まれているので、意識が内に内に向かうのでしょうか。ただ、小さいものばかりとはいえないような気もします。たとえば、大凧、大注連縄など、大きいものをつくることもありますから。とはいえ、手先の器用さという点からすれば、大きいものより小さいものを作ったほうが能力を活かせるとも思えますね。

なぜ、こんなに桜が好きなのですか?
Why are Japanese so fond of cherry blossoms?

コメントはありません。

なぜ、日本庭園の松は、曲がりくねっているのですか?
Why do the pine trees in Japanese gardens have such odd shapes?

コメントはありません。

なお、「cocolo supplie ココロさぷり」ではコラボ作品も随時募集中です。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
Your works needed.
See this post for the details.

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
励みになりますので、よろしければコメントを残してくださいね。
Thank you for reading.
See you next time.
Please leave your comment to give us more inspiration.
「cocolo supplie ココロさぷり」


■イラスト




■写真



■シルエット

0 件のコメント:

コメントを投稿

「cocolo supplie ココロさぷり」のブログを閲覧いただき、ありがとうございます。
Thank you for viewing 「cocolo supplie ココロさぷり」blog.
励みになりますので、コメントを残していただけると幸いです。
Your comments encourage us a lot.

シェア share