2017年10月20日金曜日

e・ART・h~地球の芸術作品~ 海 sea



beautiful birds 、e・ART・h 花 flowers (a) (b)e・ART・h 山 mountainsに続き、またwebneel.comさんの壁紙で作った作品です。

いくつもダウンロードしているうちに、「これって地球の芸術作品だよね」とはたと感じたわけですが、よくよく考えると“地球 EARTH”という単語には“芸術 ART”なるスペルが入っていることに気付いてつけたシリーズ名です。
「そういうことが伝わるかな~」と表記にもこだわってみました。
アルファベットを大文字・小文字で区別するだけでなく、欧文文字にはない「・(中点や中黒と呼ばれる記号)」をはさんで表記したんですが、いかがでしょうか。
(ちなみにサムネイル画像は使っているフォントも変えてます。)
かつての活版印刷では半角の「・」があったそうで、半角のものを使うと、間がつまってダラっとした感がなくていいんでしょうが、文字化けしては元も子もないので、ちょっとマヌケな感じがしますが、お許しを。
サムネイル画像はこれでもちょっと字間をつめたんですけどね。

また次回他の作品の解説を書きますが、シリーズ全作をご覧になりたい方はコチラからどうぞ。

ということで、今回はシリーズ第3弾、『海』です。
皆さんは地球上の海と陸地の比率をご存知ですか?
およそ海7:陸3、これは人間の身体の水分率ともほぼ一致しているそうです。
不思議ですね。
波の音を聞いていると、心が安らぐのも、胎児だったときに聞こえていた母親の心臓の音と似ているからという説もあります。
そんな海の写真を動画に仕立てました。
見てもらえばわかりますが、沖合いの海ではなく、あくまで陸地(浜辺)から見る海がメインになっています。

今回の動画には波の音は入れていませんが、波の音がメインの動画もあります。
↑その解説ブログはコチラ

音楽は hurtrecord さんの楽曲を使わせていただきました。
この場を借りて、お礼申し上げます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
励みになりますので、よろしければコメントを残してくださいね。
「cocolo supplie ココロさぷり」

2017年10月11日水曜日

e・ART・h~地球の芸術作品~ 山 mountains


前々回の beautiful birds 、前回の同様 e・ART・h 花 flowers (a) (b)webneel.comさんの壁紙で作った作品です。

いくつもダウンロードしているうちに、「これって地球の芸術作品だよね」とはたと感じたわけですが、よくよく考えると“地球 EARTH”という単語には“芸術 ART”なるスペルが入っていることに気付いてつけたシリーズ名です。
「そういうことが伝わるかな~」と表記にもこだわってみました。
アルファベットを大文字・小文字で区別するだけでなく、欧文文字にはない「・(中点や中黒と呼ばれる記号)」をはさんで表記したんですが、いかがでしょうか。
(ちなみにサムネイル画像は使っているフォントも変えてます。)
かつての活版印刷では半角の「・」があったそうで、半角のものを使うと、間がつまってダラっとした感がなくていいんでしょうが、文字化けしては元も子もないので、ちょっとマヌケな感じがしますが、お許しを。
サムネイル画像はこれでもちょっと字間をつめたんですけどね。

また次回他の作品の解説を書きますが、シリーズ全作をご覧になりたい方はコチラからどうぞ。

ということで、シリーズ第2弾は『山』。
「世界の屋根」と言われるヒマラヤ山脈は海底だったってご存知ですか?
地球内部のマントルの活動で、プレートが動き、かつては巨大な島だったインド半島がぶつかった衝撃でできた山脈だそうです。
地震なんてもんじゃなかったんでしょうね。
スケールが壮大すぎて、人間の理解を超えています。
そのほかの山々もやはり、地殻変動により隆起したものがほとんど。
(中には宇宙からの隕石の衝突が原因のものもあるそうですが。)
つまりは、地球がみずから創り上げた究極の芸術作品と言えるのではないでしょうか。

最近日本では「山の日」なる祝日もできたことで、登山がちょっとしたブームになっているそうです。
山の頂上は空気が澄んでいるので、胸いっぱいに吸い込む酸素は格別。

岩だらけの山も、木々が生い茂る山も、雪に閉ざされた山も、それぞれに個性的。
季節によっても見せる表情が違うんでしょうね。
そんな感じを受け取ってもらえたらいいんですが。

音楽は purple-planet さんの楽曲を使わせていただきました。
この場を借りて、お礼申し上げます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
励みになりますので、よろしければコメントを残してくださいね。
「cocolo supplie ココロさぷり」

2017年10月6日金曜日

e・ART・h 花 flowers

【癒し HEALING】e・ART・h 花 flowers (a)

【癒し HEALING】e・ART・h 花 flowers (b)

前回の beautiful birds 同様、webneel.comさんの壁紙で作った作品です。

いくつもダウンロードしているうちに、「これって地球の芸術作品だよね」とはたと感じたわけですが、よくよく考えると“地球 EARTH”という単語には“芸術 ART”なるスペルが入っていることに気付いてつけたシリーズ名です。
「そういうことが伝わるかな~」と表記にもこだわってみました。
アルファベットを大文字・小文字で区別するだけでなく、欧文文字にはない「・(中点や中黒と呼ばれる記号)」をはさんで表記したんですが、いかがでしょうか。
かつての活版印刷では半角の「・」があったそうで、半角のものを使うと、間がつまってダラっとした感がなくていいんでしょうが、文字化けしては元も子もないので、ちょっとマヌケな感じがしますが、お許しを。

また次回他の作品の解説を書きますが、シリーズ全作をご覧になりたい方はコチラからどうぞ。

ということで、シリーズ第1弾は『花』。
私たちが住むこの星をさまざまに彩り、目を楽しませてくれますね。
いろんな色、形、種類の花があって、さらには個々に違った表情を見せてくれるので、癒しを感じる人が大多数でしょう。
それぞれの花のエネルギーを水に転写した「フラワー・エッセンス」なるもので、心と身体のケアをするという治療法もあるようです。
香りを抽出したアロマオイルも人気ですね。
切花として観賞目的だけでなく、「エディブル・フラワー(直訳すると食べられる花)」はその名のとおり、サラダなんかに添えて、食卓の“花”にもなります。
日本でも昔から菊の花のおひたしなんかありましたし、刺身に小菊が添えられていたり。
リラックスの代名詞ともいえるお茶にも、花を使ったものが多いのもうなずけます。
見るだけでなく、香りやエネルギーで、私たち人間を総合的に癒してくれる存在なんですね。
そう思うと自然と感謝の言葉が出てきます。
ありがとう。

まあ、動画では香りやエネルギーまで伝えられないので、見るだけになってしまいますが。

音楽は、もう「cocolo supplie ココロさぷり」ではお馴染み?のDOVA-SYNDROMEさん。
haya(ハヤ)さん作曲の『その手に花を』という曲を使わせていただいてます。
この場を借りて、お礼申し上げます。

ディジタルの映像ではなく、時には実物を眺めてみてくださいね。
きっとパワーがもらえますよ。
何も買わなくても、見渡せばたくさん見つかるはずです。
近所の鉢植えや公園の花壇、道端にもけなげに咲いていますから。
ちょっと急ぎ足を休めてみるのもいいもんですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
励みになりますので、よろしければコメントを残してくださいね。
「cocolo supplie ココロさぷり」



2017年9月28日木曜日

beautiful birds


何故か日々やることがたくさん出てきてしまい、ブログの更新が後手後手になってしまっています。
すみません。
この動画の投稿はもうずいぶん前でしたね……。
日付を見てちょっと愕然としてしまいました……。

動物による癒し動画です。
ひとくちに動物といってもいろいろな種類がいますが、今回はズバリ鳥です。
南国?の色鮮やかな鳥たちの写真を集めました。

その羽や姿はとても綺麗なのに、目がちょっと怖いんですよね、彼ら。
眉毛やまぶたがないからでしょうか。
ガラス細工みたいで生気を感じないから?
こんな印象を持っているのは「cocolo supplie ココロさぷり」だけなんでしょうか。

んー、でも、「怖い」といっておきながら“癒し”になるのかちょっとギモンに感じてきました。
まぁ、よしとしましょう。
動画は完成してるし、もう公開もしてしまってるんですから。

写真はwebneel.comという壁紙などを集めたサイトからダウンロードさせていただきました。
はい、パソコン用の壁紙で作ったというわけです。
だって、壁紙ってエラく綺麗なものが多いじゃないですか!
使わないなんてもったいない。

音楽はクラシックの名曲に小川のせせらぎをMIXしてみました。
どちらも写真などをよく使わせていただいているAC WORKSさんの提供ですが、試供品なんでしょうか。
以前はたびたび(といっても数回ですが)音楽素材もあったんですがねぇ──。
たまたま企画を持ち込まれただけのハナシなんでしょうか。









2017年9月20日水曜日

1/f sound of rain, 1/f sound of wave

【癒し HEALING】1/f sound of rain

【癒し HEALING】1/f sound of wave

自然界には直線同様、完全に規則的なリズムは存在しません。
一定のリズムのようで、微妙に不規則なものを“1/fゆらぎ”といいます。
人間も自然の一部であると考えれば、このような自然本来のリズムに心地よさを感じるのも理にかなったものとして納得できてしまいます。
メロディ、リズム、ハーモニーといった、いわゆる音楽の3原則ではない自然の音──雨の音、波の音をBGM?として作った動画です。
そんな自然の音を美しい画像とともにお楽しみください。

何かに集中して取り組むときにも邪魔にならない音です。
(ただし、画像を見ながらというのはあまりオススメできないので、音だけ聞いてくださいね。)
特に雨の音は胎内で聞いていた母親の心臓の鼓動の音に似ているそうですよ。
その記憶からか、リラックスには効果絶大ですね。

雨や波の音、風のリズム以外にも手工芸品からも、この“1/fゆらぎ”を感じるそうです。
よろしければ、「wa-gocolo zacca 和ゴコロざっか」の手まりアクセサリーのページもご覧くださいね。
外国人に喜ばれるかも。
ご購入いただいた方にはプレゼントがある?
工業製品では味わえない素朴さを感じてみませんか。

2017年9月16日土曜日

リラックスできる呼吸法 RELAXING BREATHING


更新がほぼ1ヶ月ぶりになってしまいました、すみません……。

今回の動画は、いわゆる「ハウツー how to」ものです。
といっても、呼吸法のご紹介なんですが。
4秒で鼻から吸って、4秒止める、8秒かけて口からゆっくり吐き出す。
これを繰り返すことで身体と精神をリラックスさせるという、ハーバード大学での研究に基づくものです。

時間の経過がわかるように、インジケータっぽく作りました。
吸い込むときには青い水の写真、止めるときは赤の花、吐き出す際は緑。
これ、実は光の3原色と言われています。
テレビやYouTubeなども、この3色を一定比率で混ぜることで、さまざまな色を作り出しているんです。
一方、インジケータに使用している色は、イエロー・シアン・マゼンタ。
この3色は印刷するときの3原色です。
光の3原色はすべて混ぜると白になりますが、印刷の3原色は混ぜると黒(理論上なので実際には汚い濃茶色)になり、おたがいまったくの対極にある色なんですよ。
Photoshopなどのフォトレタッチソフトを使っている方はご存知だと思いますが、青⇔イエロー、赤⇔シアン、緑⇔マゼンタといった対応の仕方です。

音楽(といえるかどうか)は完全オリジナルです。
作曲ソフトを使って作りました。
(って、単なるスケール(音階)なんですけどね。)

1回の呼吸が16秒(各呼吸間にインターバルで2秒あけて作っています)なので、1分間に約3回、この動画を全部見ると24回(7分強)深呼吸ができる計算です。
おそらく1回の視聴でリラックスできると思いますが、足りなければ繰り返してご覧ください。
ただし、寝る前にはなるべく見ないほうがいいと思います、テレビやPCモニター、スマホなどの光は脳を興奮させるようなので。
(ちょっと矛盾してますが──。)










2017年8月17日木曜日

Syncopated Clock シンコペイテッド・クロック


吹奏楽の定番ともいえる「シンコペイテッド・クロック」に時計の写真を合わせて動画に仕立てました。
ウィキペディア日本語版の解説では、
『シンコペイテッド・クロック』は1959年にWCBSにより『ザ・レイトショー』と『Jeopardy』のテーマ音楽に採用されて有名になり、1970年代に入ってミッチェル・パリッシュがこれに詩を付けてからは、その他の作品の多くに歌詞が付けて歌われるようになった。
──ウィキペディア日本語版(https://ja.wikipedia.org/wiki/ルロイ・アンダーソン
と、あります。

歌があったとは知りませんでした。
ウィキペディアの英語版ではこの曲の詳細があるんですが、ちょっと翻訳まで手が回らなかったので、すいません。
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Syncopated_Clock
Google翻訳などの翻訳サービスを使っていただければ、概略がわかると思います。
(翻訳自体はお世辞にも優れているとはいいがたいですが……。)

ちなみに、タイトルを訳すとすれば、「不規則な時計」といったところでしょうか。

作曲はL・アンダーソン。
これは1946年に発表された曲のようでね。
前述のウィキペディア日本語版によると、こうあります。
ルロイ(リロイ)・アンダーソン(Leroy Anderson、1908年6月29日 - 1975年5月18日)は、アメリカの作曲家。軽快で諧謔性に富んだ曲調の管弦楽曲で知られる。ほとんどの作品はアーサー・フィードラーの指揮するボストン・ポップス・オーケストラによって紹介された。作曲家ジョン・ウィリアムズは「アメリカ軽音楽の巨匠」と評している。
──ウィキペディア日本語版(https://ja.wikipedia.org/wiki/ルロイ・アンダーソン

実は、「cocolo supplie ココロさぷり」も高校時代に演奏したことがあります。
今回の演奏は当時の「cocolo supplie ココロさぷり」のものではありません、念のため。
101ストリングス・オーケストラというムードミュージックを得意とするバンド(大編成なのでオーケストラと呼んだほうがいいのですが)です。
詳細はコチラ↓をご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/101ストリングス・オーケストラ








2017年8月5日土曜日

本気でオンリーユー(Let's Get Married) by 竹内まりや [instrumental]

【癒し HEALING】本気でオンリーユー(Let's Get Married) by 竹内まりや [instrumental]

シンガーソングライターの竹内まりやさんの『本気でオンリーユー(Let's Get Married)』をBGMとした動画です。
この曲は1984年4月にMOON RECORDSから発表されたものです。
(詳細はコチラをご覧ください。)
ウェディングソングの定番ともいっていいと思います。
(が、ちょっと古いので最近の若い人は知らない可能性も高いですね。)
今回はオルゴールアレンジのものを使わせていただきました。
歌なしのものなので、歌詞はここでは掲載しませんが、ご覧になりたい方はコチラなどをどうぞ。
(ちなみに、歌詞は全部英語です。
竹内まりやさんの曲にはけっこうありますが。)

タイトルに「あなただけ(だから結婚しよう)」とあるので、単純ですが、結婚の写真を併せました。
以前の記事でも書いたと思いますが、人物を被写体にした画像は使う場面が限定されてしまうので、個人的には、万人受けするような動画には使いにくい印象があります。
でも、せっかくの素材ですし、使ってこそ素材の意義があると思ってのことです。
改めてきれいな素材を提供してくださったPHOTO ACさんらに感謝です。

「結婚」といえばとてもロマンティックに響くものですが、実際は山あり谷あり。
いいことばかりではなく、時にはケンカしたり、意見の相違や考え方のくい違いがあったり、いろんなことがあるものですね。
でもでも、この広い世界のなかで、「人生を共に歩もう」と思える人に出逢った事実は素晴らしいと思います。
たとえ金婚式を迎えたカップルも、出逢ったときのときめきや胸の高鳴りをいつまでも忘れないでいてほしいですね。
そんな気持ちを込めて作った動画です。

今はまだ独りでも、これから素敵な人と出会うはずの人にもぜひ観ていただきたいですね。








2017年7月27日木曜日

百人一首 100 verses by 100 poets #100

※動画は後日投稿します。

100
続後撰・巻十八
Shoku-gosen(waka)-shu, vol.18
other
題知らず──順徳院御製
untitled
百敷や
古き軒端の
しのぶにも
なほあまりある
昔なりけり
ももしきや
ふるきのきばの
しのぶにも
なおあまりある
むかしなりけり
Momoshiki ya
Furuki nokiba no
Shinobu ni mo
Nao amari aru
Mukashi nari keri.
宮中の古びた軒端に生えているしのぶ草を見るにつけても、いくら偲んでも偲びきれない昔の御代であることよ
My ancient Palace I regret,
Though rot attracks the eaves,
And o’er the roof the creeping vine
Spreads out and interweaves
Unpruned its straggling leaves.
傾きかけた王朝を憂う君主
家集である『順徳院御集』によると、建保4(1216)年、順徳天皇20歳ごろの作とされている。承久の乱が起きる少し前の、不安定で行き詰まった王朝のようすがかいま見えるようである。ここで懐古されている「昔」は醍醐(だいご)・村上天皇が治めていた延喜(えんぎ)・天暦(てんりゃく)期ごろではないかとされているが、天智(てんじ)天皇《歌001》の御代とも考えられる。
父後鳥羽院《歌099》の寵愛を受けて育った順徳院は、父に似て闊達で、和歌の才にも優れていた。歌論書として『八雲御抄(やくもみしょう)』を記し、後の和歌の発展にも貢献する。承久の乱の際には、父の片腕となって挙兵するが、幕府に敗北して佐渡に流された。佐渡の地で悲憤に暮れながらも、和歌を詠みつづけ、隠岐に流された父とも歌のやりとりをしていた。
1242年、順徳院は父の後を追うように46歳で崩御した。在島22年目であった。
The writer was the third son of the Emperor Gotoba, author of the verse No. 99; he reigned A.D. 1211-1221, and was deposed like his fater, and banished to the Island of Sado. It was during his reign that the first Japanese warships were built by Sanetomo, the witer of verse No. 93, who headed a rebellion against the Emperor.
Shinobu means ‘a creeping vine’, but it is also the verb ‘to long for’; and the verse suggests that the Emperor, while mourning over the decay of the Imperial power, still longs for the old Palace, neglected and grown over with creepers as it is.
And so the Collection ends, as it began, with two verses by Imperial poets.
順徳院 じゅんとくいん THE RETIRED EMPEROR JUNTOKU
11971241。後鳥羽院の第三皇子。承元4(1210)年12月に14歳で即位。第84代天皇。諱(いみな)は守成。父後鳥羽上皇とともに、鎌倉幕府討伐をはかった承久の乱に破れ、承久3(1212)年25歳で譲位。佐渡が島へ移り、在島22年。仁治3(1241)年46歳で崩御。
文武にすぐれ、父や定家らに歌の道を学び、「八雲御抄」「禁秘抄」の著がある。勅撰集にとられている御製は154首。

続後撰和歌集(しょくごせんわかしゅう)
10番目の勅撰和歌集。20巻。後嵯峨上皇の命により、藤原為家(ためいえ)が1251(建長3)年に撰進。俊成《歌083》撰の『千載和歌集』、定家《歌097》撰の『新勅撰和歌集』に次ぎ、三代続いて御子左家(みこひだりけ)が単独で勅撰集を編んだことから、中世において規範的歌風となった。総歌数約1370首で、平淡な歌風。
  ──『古語林 古典文学事典/名歌名句事典』

動画の見方、ブログの読み方などの説明をしましょう。
まず、朗詠音声はプロのもので、左大臣光永さん(http://ogura100.roudokus.com/)による朗詠です。
BGMとして使用させていただいた曲は、雅楽『平調 越天楽』というもので、クラシック名曲サウンドライブラリーさん(http://classical-sound.seesaa.net/)からダウンロードしました。
動画では多くの画像を組み合わせています。
以下の画像をご参照ください。
(クリックすると拡大画像がご覧いただけます。)
まず右上の画像を見てください。
これは動画中の和歌部分の画像です。
各記号の示すものは以下のとおりです。

A…作品番号 number of the verse
1…作者 poet
2…作者肖像画 portrait of the poet
『錦百人一首あつま織』勝川春章(1775年)"Nishiki Hyakunin-isshu Azuma Ori" by Shunsho Katsukawa (1775)/国立国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)(※#002除く except #002
3…作者肖像画 portrait of the poet
『今様百人一首吾妻錦』永楽屋東四郎(江戸時代後期?)"Imayo Hyakuninn-Isshu Azuma Nishiki" by Toshiro Erakuya (late Edo era?)
C…出典 origin
D…部立 category(左下画像参照 see the image of left down
それぞれの色は平安時代女房装束のかさねの色です。
四季はそれそれの着用時期に合わせたもの、恋・旅・他は通年での着用の色。
E…詞書 description
F…イメージ画像 image picture of the verse
基本的に明記されていないものはすべてPhoto Libraryさん(https://www.photolibrary.jp/)の写真です。
歌に詠まれた事象がメインですが、時刻、時期、場所などは歌の内容とは異なる場合がありますので、あくまで歌の世界を堪能する助けとして見てください。
当然ながら歌の詠まれた当時の写真ではありません。
なかには現代社会が映りこんでいるものもあります。
なお、恋の部立などの象徴的なものに関しては、独断でそれらしいものを選んでいます。
G…歌意イメージ画像 image picture of the meaning of the verse
英語の解説書にあった画像ですが、題名・作者など一切不明です。
18世紀の木版画とありますが、著者のWilliam N. Porter氏も作者はわからなかったようです。
(英語では画像について説明されている歌もありますが、日本語はありません。)
Sentences in [ ] describe about the picture.

右側の画像はブログの表に関してです。
この画像に用いている色は各部分を区別するためのもので、特に意味はありません。
黄色のアルファベットは動画のものと対応しています。
詳細は上記を参照願います。
緑のアルファベットはブログのみです。
H…歌 verse
これなくしては成り立たないので、当然動画にも入れています。
左:漢字かな表記(歴史的仮名遣い) LEFT: Kanji + Hiragana (old writing)
漢字を使っているもの、かなを使っているもの、漢字も異なるもの、かなりのヴァリエーションがありますが、個人的に見て美しいものを選んでいます。
中:ひらがな表記(現代仮名遣い) MIDDLE: Hiragana (modern writing)
右:ローマ字表記 RIGHT: rōmaji
I…歌意 meaning of the verse
日本語:『一冊でわかる百人一首』吉海直人・監修(成美堂出版)のものを採用しています。
English: from "A Hundred Verses from Old Japan: a translation of the hyaku-nin-isshu" by William N. Porter (TUTTLE PUBLISHING, 1979, first edition 1909 by The Clarendon Press, London)
J…解説 explanation of the verse
同上
same as above
K…作者について about the poet
Sorry.
No English.
Some have description by Mr. William N. Porter in J section.

余談ですが、動画の和歌部分上下の千代紙柄、背景の和紙素材はAC Worksさんの提供による素材を使っています。





2017年7月26日水曜日

百人一首 100 verses by 100 poets #099

※動画は後日投稿します。

099
続後撰・巻十七
Shoku-gosen(waka)-shu, vol.17
other
題知らず──後鳥羽院
untitled
人もをし
人も恨めし
あぢきなく
世を思ふゆゑに
物思ふ身は
ひともおし
ひともうらめし
あじきなく
よをおもうゆえに
ものおもうみは
Hito mo oshi
Hito mo urameshi
Ajiki-naku
Yo o omou yue ni
Mono omou mi wa.
人というものがいとおしく思われ、またうらめしくも思われる。つまらないこの世を思うゆえに、あれこれと思い悩んでいる私は
How I regret my fallen friends
Ho I despise my foes!
And, tired of life, I only seek
To reach my long day’s close,
And gain at last repose.
かんたんには説明できない人間という奇妙な存在
思うようにいかない世の中を嘆き、まわりを取り囲むさまざまな人間関係に苦悩する君主としての心情が表れた歌である。
この歌は後鳥羽院が催した建暦2(1212)年の歌合「五人百首」で詠まれた。藤原定家《歌097》、家隆《歌098》ら4人に20首ずつ歌を詠ませ、そこにみずからの20首を合わせて100首とした。後鳥羽院の20首は春が5首、秋が10首、残りの5首は述懐の歌で、そのなかのひとつがこの「人もをし~」の歌である。
初句から二句の「人」の解釈に関して、ひとりの人間の二面性を表すという説と、広く一般に世の中にはわかりあえる人と理解しがたい人がいるということを表すとの説があるが、後者ととるのが一般的である。いずれにしても人間の複雑な性質を表している。
この歌を詠んだとき、院は33歳、幕府に敗れて隠岐へ流されるのはそれから9年後のことである。
The Emperor Gotoba, or Toba II, reigned A.D. 1186-1198. He was the son of the retired Emperor Takkura, and was banished to Amagori, in the Oki Islands, where he took the name of Sen-Tei, busied himself in making swords, and died in the year 1239. He was very sensitive to noises, and it is said that the frogs of the pool of Shike-kuro have been dumb ever since the year 1200; for their croaking at night disturbed his rest, and he commanded them to be silent. It was in the evelenth year of his reign that the title of Shogun was created and conferred upon the great General Yoritomo; which title, down to the year 1868, was borne by the real rulers of the country, the Emperor himself being not much more than a figure-head.
Notice the resemblance in sound between the first and second lines, and between the fourth and fifth lines, not fully brought out in the translation.
後鳥羽院 ごとばいん THE RETIRED EMPEROR GOTOBA
11801239。高倉天皇の第四皇子。第82代天皇。諱(いみな)は尊成(たかなり)。寿永2(1183)年北条氏討伐をはかり(承久の乱)、敗れて出家。隠岐島へ移る。在島19年。延応元年同地で崩御。60歳。
和歌にすぐれ、建仁元(1201)年に和歌所を定め、『新古今集』を親撰した。家集『後鳥羽院御集』、歌論書『後鳥羽院御口伝』を残す。勅撰集にとられている御製は248首。

続後撰和歌集(しょくごせんわかしゅう)

10番目の勅撰和歌集。20巻。後嵯峨上皇の命により、藤原為家(ためいえ)が1251(建長3)年に撰進。俊成《歌083》撰の『千載和歌集』、定家《歌097》撰の『新勅撰和歌集』に次ぎ、三代続いて御子左家(みこひだりけ)が単独で勅撰集を編んだことから、中世において規範的歌風となった。総歌数約1370首で、平淡な歌風。
  ──『古語林 古典文学事典/名歌名句事典』

動画の見方、ブログの読み方などの説明をしましょう。
まず、朗詠音声はプロのもので、左大臣光永さん(http://ogura100.roudokus.com/)による朗詠です。
BGMとして使用させていただいた曲は、雅楽『平調 越天楽』というもので、クラシック名曲サウンドライブラリーさん(http://classical-sound.seesaa.net/)からダウンロードしました。
動画では多くの画像を組み合わせています。
以下の画像をご参照ください。
(クリックすると拡大画像がご覧いただけます。)
まず右上の画像を見てください。
これは動画中の和歌部分の画像です。
各記号の示すものは以下のとおりです。

A…作品番号 number of the verse
1…作者 poet
2…作者肖像画 portrait of the poet
『錦百人一首あつま織』勝川春章(1775年)"Nishiki Hyakunin-isshu Azuma Ori" by Shunsho Katsukawa (1775)/国立国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)(※#002除く except #002
3…作者肖像画 portrait of the poet
『今様百人一首吾妻錦』永楽屋東四郎(江戸時代後期?)"Imayo Hyakuninn-Isshu Azuma Nishiki" by Toshiro Erakuya (late Edo era?)
C…出典 origin
D…部立 category(左下画像参照 see the image of left down
それぞれの色は平安時代女房装束のかさねの色です。
四季はそれそれの着用時期に合わせたもの、恋・旅・他は通年での着用の色。
E…詞書 description
F…イメージ画像 image picture of the verse
基本的に明記されていないものはすべてPhoto Libraryさん(https://www.photolibrary.jp/)の写真です。
歌に詠まれた事象がメインですが、時刻、時期、場所などは歌の内容とは異なる場合がありますので、あくまで歌の世界を堪能する助けとして見てください。
当然ながら歌の詠まれた当時の写真ではありません。
なかには現代社会が映りこんでいるものもあります。
なお、恋の部立などの象徴的なものに関しては、独断でそれらしいものを選んでいます。
G…歌意イメージ画像 image picture of the meaning of the verse
英語の解説書にあった画像ですが、題名・作者など一切不明です。
18世紀の木版画とありますが、著者のWilliam N. Porter氏も作者はわからなかったようです。
(英語では画像について説明されている歌もありますが、日本語はありません。)
Sentences in [ ] describe about the picture.

右側の画像はブログの表に関してです。
この画像に用いている色は各部分を区別するためのもので、特に意味はありません。
黄色のアルファベットは動画のものと対応しています。
詳細は上記を参照願います。
緑のアルファベットはブログのみです。
H…歌 verse
これなくしては成り立たないので、当然動画にも入れています。
左:漢字かな表記(歴史的仮名遣い) LEFT: Kanji + Hiragana (old writing)
漢字を使っているもの、かなを使っているもの、漢字も異なるもの、かなりのヴァリエーションがありますが、個人的に見て美しいものを選んでいます。
中:ひらがな表記(現代仮名遣い) MIDDLE: Hiragana (modern writing)
右:ローマ字表記 RIGHT: rōmaji
I…歌意 meaning of the verse
日本語:『一冊でわかる百人一首』吉海直人・監修(成美堂出版)のものを採用しています。
English: from "A Hundred Verses from Old Japan: a translation of the hyaku-nin-isshu" by William N. Porter (TUTTLE PUBLISHING, 1979, first edition 1909 by The Clarendon Press, London)
J…解説 explanation of the verse
同上
same as above
K…作者について about the poet
Sorry.
No English.
Some have description by Mr. William N. Porter in J section.

余談ですが、動画の和歌部分上下の千代紙柄、背景の和紙素材はAC Worksさんの提供による素材を使っています。





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